diary日記
日記

“炎のランナー”に思う

 

ふだんあんまりテレビを見る方でもないのですが、 今年の夏はすっかりオリンピックにハマってしまいました。

それもこれも”映画の中の帽子”でたまたま“炎のランナー”をとりあげたのが きっかけでした。
改めて見てみると感動!

久しぶりにテーマ音楽がぐるぐる頭をかけめぐりはじめたころ オリンピック開幕。
そしたらなんと開会式でミスタービーンが炎のランナーのテーマで コント(?)をしているではありませんか。

へー、オリンピックで使われるほどポピュラーな音楽だったんだな、 と思っていたら表彰台でも必ず鳴っている!

今までのオリンピックの思い出は映像でしかなかったけど ロンドンオリンピックは、これから音楽とともに思い出しそうです。

それから、NHKで見た“ミラクルボディ”も面白くて ボルトと内村航平選手に俄然興味をもったし、 開会式ではメアリーポピンズも出てきて興奮しました!

そんなこんなでいつにもましてたくさんオリンピックを見ておりました。

 

さて、炎のランナーの話です。
この映画には、主に2人の主人公がいます。(ホントは5人らしいが)
エイブラムスとエリックで、ともに陸上100メートルの イギリス代表として1924年パリオリンピックに出ることになります。

今回のオリンピックでも“日の丸を背負う”というフレーズがよく聞こえてきたように 今ではオリンピックに出るとなれば国をあげて応援するのが普通ですが エイブラムスはユダヤ人だったため、大学(彼は大学生)は冷たいのです。

おまけにコーチも人種差別に苦しむ人で、2人はお国のためではなく 人種差別に勝つために金メダルをとりたいと思うのです。

 

お国を背負うのも大変だけどこっちの事情も微妙です。
レース直前にエイブラムスは不安にさいなまれます。
たった十秒に今までの練習や全人格を注ぎこまなければいけない重み。
しかも勝ちたいとずっと思っていたのに 差別のことが頭をよぎり勝つのが直前に怖くなるのです。

ミラクルボディではボルトがとりあげられていました。
彼も一時ジャマイカ国民から見放されていたそうですが 名誉挽回の時間がたった十秒だったんだな ・・・と、思いをはせました。

一方のエリックは、キリスト教の宣教師です。
100メートル予選の日が安息日に重なってしまい、 彼は聖書の教えどおりに出場をしない選択をするのです。

でもなんとかしてエリックに走ってもらいたい周りの人たち。
しかし開催国フランスに、日を変えてもらうなど頭を下げるのは避けたいという、国としての威信をかけた攻防のやりとりは面白かったです。

結局エリックは200メートルに出ることになるのですが そうなるように知恵をしぼったイギリス代表たちも レース前にエリックにそっと手紙をわたす他の国の選手も さりげなく素敵で、心に残りました。

ここでも、ロス五輪の柔道山下選手の決勝のストーリーを 思い出しました。
メダルの数も確かに気にはなるけど もともとのオリンピック精神はこういうストーリーに 宿るのだな、と思います。

 

結局2人とも金メダルを取るのですが 凱旋パレードの車にエイブラムスは乗っていないのです。
でもその後はイギリスの陸上界をひっぱっていく人になったそうで よかったな、と思いました。(この映画は実話です。)

 

国を背負うということ、国を超えるということ。 一見矛盾するような2つのことが同時にできるんだなー人間て。 と、感動しました。

まさにオリンピックイヤーにふさわしい映画でした。
表彰台で流れる音楽も最高にぴったりで、よかったです。

 

初めてみた無気力試合とか、 これでアマチュアの選手といえるのか?? と思うこととか、醒めた気持ちもありますが やっぱりオリンピックは心躍る祭典です。
そういえば北京オリンピックって、ほとんど見てないんだけど なんでなのかよく考えたら京都への引越し直前で それどころじゃなかったんだっけ。

次は4年後か・・・
アスリートたちも4年ひと区切りだろうけど 見る方もですね。
4年後のオリンピックも、自分も、楽しみにしていたいものです。

 


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帽子プロデューサー みすみ

★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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