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オーガンジーのおはなし その1

 

オーガンジーの帽子のご注文をいただきました。

オーガンジーは軽くて蒸れないので人気のある素材です。

オーガンジーといえばほろ苦い思い出があります。

まだ帽子とは何の関係もなかったころ、 プレゼントにしようとして帽子作家に帽子を作ってもらったことがあります。

エレガントな帽子にしてほしくてオーガンジーのリボンをつけてくださいと たのんでいたはずなのに、できてきた帽子にはチュールのリボンがついていました。

そのころはそれがチュールと呼ばれるものだということは知らず、 でも思い描いていたものとちがうことだけはわかりました。

さては間違って注文したかな、と不安になりましたが いや、最終オーガンジーと言ったはず!

チュールもオーガンジーも名前だけはきいたことあるけれど どっちがどっちだかはっきりとわかっていなかったのがまずかった。

でも 万が一私が間違えてチュールと言ってしまっていたとしても 気を利かせて確認してほしかったです。。。。[emoji:i-241]

エレガントに風になびくはずが、 短めで、すずめのシッポのような、ちんちくりんな ものがくっついていました。

 

チュールといってもソフトなもので長めならまたエレガントになりそうです。

チュールというのはウェディングのときにかぶったり、 バレリーナのスカートにする素材です。

この3,4年チュールのスカートなんかが流行っていたので もうチュールも有名になったようでどっちがどっちだかわからない、 なんていう人はあまりいないかもしれないですね。

私はチュールもオーガンジーもよく帽子のトリミングに使います。

また、この2つ同士も相性がよくて、抱き合わせで帽子を作ったりもします。

オーガンジーの帽子はこれまで何個かつくったことがありますが いろいろやってみたかったこともあり、今回 試行錯誤してみました。

 

オーガンジーといえばシルクとポリエステルが一般的です。

同じ色でもポリエステルはとてもあざやか、発色がきれいです。

シルクはどちらかというとくすんだ、深みのある色になります。

 

今回はシルクオーガンジーを使いました。

 

まず最初の関門、型紙のとおりにきりとる作業です。

他の布と違って、オーガンジーには印をつけることができないという難しさがあります。

そして薄いので一枚で使うことはあまりありません。

複数枚か、チュールと抱きあわせなのですが その重なったものをずらさないようにしてさらに印をつけて切り取る作業には 一工夫がいります。

 

 


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帽子プロデューサー みすみ

★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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