映画の中の帽子

メアリーポピンズ

まずはなんといってもポピンズという名前の由来のメアリーポピンズから。
私はディズニー映画しか知りませんが他にもあるんでしょうか?
私は映画をみてから原作を読みましたが、映画をみてなかったら読まなかったと思います。
原文で読めればもしかしたらちがうのかもしれませんが、この話、そんなにおもしろい話ではないです。
(すみません)
でもそこから想像をふくらませ、あんな楽しいミュージカル映画にするなんてすごい!

主人公のメアリー・ポピンズは乳母ですが、決してやさしい人ではないです。
どちらかというと冷たい人。
子供をあまやかさないし、プライドが高くて人にへつらったりもしない。
でも煙突掃除人のバートにだまされたふりをしてみんなを絵の中につれていってくれる、
そんなやさしい面もあるのです。
そして行ってしまえば楽しそうに踊りまくっているのが面白いです。
原作のイメージはもっと年配の人ですが、
ジュリー・アンドリュースがすごくクールで素敵で、私の中では100点満点です。
そんな映画の中からのショットでつづります。

これがメアリーポピンズです。
髪を大きなおだんごにして、その上にちいさな黒い帽子をのせています。
四隅に白い花と赤い実、そして花がところどころとびだしているのがとてもかわいいです。
素材が何なのかはわかりませんが冬っぽいです。

これがバートです。ハンチングが似合ってますよねーー。

ブリムのカーブ具合がいいなあ、と思っています。
公園のバートの周りにあつまってくるご婦人方の帽子も必見!

 

 

これは公園にお散歩に来ているバンクス姉弟です。
お散歩に行くにもよそいきの服と帽子をかぶるところが素敵です。

女の子はジェーンといいます。

ブリムのひろいカンカン帽でクラウンがポークパイという形になっています。
エッジも少し技ありで、バランスがとれててさすがだなーと思います。

 

弟のマイケルは服とおそろいのキャスケットのようなものをかぶっています。
クラウンもブリムもすごく小さいのがかわいいです。

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ハリー・ポッター 炎のゴブレット

ハリー・ポッターは、魔法使いの話だけにとんがり帽子をはじめ、おもしろい帽子が
ワンサカでてきて楽しいですね。
街に買い物に行くシーンなんかも楽しいですがそれ以外ならこのシリーズ第4話の
“炎のゴブレット”に気になる帽子がたくさんでてきます。

クィディッチという、魔法のほうきにまたがってする“空中クリケット”みたいな
スポーツの世界大会を応援しています。
いろんな国のサポーターをしているのかな??
たかーいトップハットや、ロンの小さな赤いボウラーハットがかわいくて、
見ているだけで楽しくなります。

 
 

 

魔法学校のホグワーツにもどる汽車の中の車内販売のおばさんの
かぶっている帽子もなんだかおもしろいです。

オランダの民族衣装みたいですが、ねずみみたいなブローチをつけています。
社員章?

 
 

この映画を見たひとはこのシーン、きっと覚えていると思います。
この映画、トライウィザードトーナメントといって、
3つの魔法つかいの学校が魔法を競う話なのですが、
ハリーたちがいる学校にほかの2つの学校の生徒たちが登場するシーンはおもしろいです。

これは、女子校のボーマトン魔法学校の登場。
この制服制帽に目が釘付けになりました。

フェルトを型入れしてると思うんですがなぜだか頭のうしろにすじがあるんですよねーー??
ま、それはいいとして、クラウンの形も、ブリムの美しい傾斜も、色も、
すごく素敵だと思います。

 

 

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マイフェアレディ

このタイトルですが、メイフェアという高級住宅街を発音するのに
下町なまりではマイフェアになるんだそうです。
上流社会に近づこうとする主人公をタイトルであらわしているんですね。
コトバがテーマだけに、わかりやすい英語がたくさんでてくるので、英語の勉強にも
いい映画です。
それから、今さらですがオードリーの美しさ、かわいらしさには見とれてしまいます~。
彼女の自由自在に動く大きな口も必見!あごの蝶番の動きが潤滑で、それにも
見惚れてしまうのは私だけ??

 

 

オードリー・ヘップバーン扮する花売り娘のイライザ。
雨にぬれてもへっちゃらの、固そうなカンカン帽です。

イギリスは階級社会と言われていますが上流階級の人じゃなくても
すてきな帽子をかぶっています。

ヒギンズ教授をたずねてきたイライザ。ナメられないよう精一杯のおめかし。

 

 

これこれ、この帽子!すごく記憶に残っていました。
イライザのお父さんです。
清掃員、ということで肉体労働者の設定です。
これ、ブリムのない、垂れだけの帽子なんですよ~。
皮でできたヘルメットだと思うんだけど、他にだれもかぶってないんですよーー
ナゾだ。

この、おじさん3人でおどるシーンが大好きです。
他の人たちは、ハンチングやキャスケット、中折れ帽などかぶって
労働しているんですよ。

 

 

 

いよいよアスコット競馬場のシーンです。
おもしろい帽子がこれでもかとでてきます。
全部がモノトーンで統一されているところと、舞台っぽい演出がニクイです。

 

見違えるように美しくなったイライザの登場。
有名なこの姿ですが、改めてみると帽子の下に赤ちゃん帽のようなものを
かぶっているのを発見!!

 

 

 

この帽子がかわいい~
これも、髪をお団子にして大きなリボンをつけ、土台(?)にしているようです。

 

 

 

さっきのピンクも、このピンクも、似合うなんてうらやましい!
ブリムのカーブがすてきです。

 

 

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炎のランナー

お気付きの方もいらっしゃるでしょうが
今年はロンドンオリンピック、ということでイギリスにゆかりのある映画で
かためています。
そして開幕したからにはイギリス風味最高潮、しかもスポーツ関係の映画
・・・と、思っていたらぴったりのを見つけました!
これ、数十年前に公開されたときにも見たのですが
誰の話なのかわからなくなり、映画館ですぐに寝てしまったという
思い出があります。
改めて見るととてもいい映画。感動しました。

この映画、女性たちの帽子の美しさがまず目に付きます。
帽子だけでなくてトータルで美しいんですよね。。。
服や雰囲気、映画だけに周りの風景もすてきです。

 

 

主人公の一人、エリック・リデルの妹のジェニーです。
かわいらしい感じの帽子がとてもお似合いです。
下の帽子はブリムのカーブがとてもかわいらしい。羽がぐるっと一周ついている
トリミングも素敵です。
 

 

うってかわってこちらはもう一人の主人公、エイブラムスの恋人。
こちらはどこまでもエレガントです。軽い感じの帽子に軽やかな花のトリミング、
薄いワンピースにも花の刺繍、手袋、日がさ・・・
小道具まで完璧、という感じです。
帽子をかぶってさらに日傘もさすとは・・・うらやましいエレガントさです。

このチュールのようなものは、歩きだすとき前にもたらすんですよね。
紗幕の向こう側の人が幻想的に見えるように、これも
女性を美しく見せる効果なんでしょうね。

この方舞台女優なんですがその舞台がちょっと笑えます。
 
どうやら真面目な舞台のようなのですが・・・
サンダルとか、かぶりものの模様とか。。。
コレ見てエイブラムスは彼女に一目ぼれするんですけど・・・

 

 

この映画、男性の帽子もご注目です。

すすで汚れた顔のまま、エリックの走りを見物にきている肉体労働者風の人たち。
さまざまな帽子をかぶっているんです。

こんな感じの、浅めのキャスケットをむりやりブリムにとめつけてハンチング仕様にしたような帽子をたくさん見かけました。
こんなんでもいいんですよね。。。
さすがに本場イギリスはダイナミックだな、と思いました。
 

 

おじさんでもポンポンつきベレーをスーツにあわせてます。
 

 

エイブラムスのうしろ姿です。
中折れ帽にもいろいろあるんですね。
これはくぼみのはっきりした、ちょっと楽しい
形のを、さらにななめにちょこんとかぶっています。
ずいぶん浅くかぶっていますね。
 

 

この左の男性の帽子に目がくぎづけになりました。
気取りなく中折れハットをかぶってみたい人にこんなのいいかも。
布なのでやわらかそうです。
カジュアルすぎず、かしこまりすぎず、女性でもいけそうな帽子です。
 

 

この映画、何かのために人が集まっている、という場面が多くて
帽子をかぶった人がたくさんでてきておもしろいです。

車に乗ってエイブラムの伴走をする男女。
オープンカーだとやっぱり帽子が飛んで行くんですね。
みんな手でおさえています。


こどもたち。こんなに小さくてもきちんとした格好をしています。

最初の方のシーン、大学のクラブ勧誘の場面です。


クリケットの選手の帽子がかわいい。


こちらは全員カンカン帽をかぶっての勧誘。
 

 

 
教会の聖歌隊も帽子をかぶっています。これ、フェルトだとはおもうんですが
たまに黒光りしたのをかぶっている子もいるんですよね。。。何なのかな?

雨でも晴れでも帽子をかぶって屋外でエリックの話をきく人たち。
ニット帽がかわいい。
 

 

いよいよ1924年第8回パリオリンピックの開幕です。

オリンピックを見ている観衆もすてきな帽子をかぶった人がたくさんでてくるのですが
小さすぎ、とかピントをあわせてない映像ばっかりなんですよねーー
他にも、魅力的な後姿だけでけっして振り向いてくれない人とか。。。残念。

これも小さい後姿なのですが、ちょっとだけご紹介。
街を歩いている家族連れ。全員帽子をかぶっています。
娘のボンネットがかわいい。手袋もして小さなレディです。

 

オリンピックの観客ではこの方たちだけご紹介。

 

 

この映画、帽子そのものもですが、
帽子がいろんなコミュニケーションの小道具になっている
様子が見られるのもおもしろいです。

たとえば、
ちょっと失礼、という感じでブリムをちょっとうごかす。
おおよろこびするときに帽子を上に放り投げる、など。

エイブラムスが100メートルで優勝したとき
コーチがうれしさあまって自分のカンカン帽にパンチして
上がパッカリとれたのがおもしろかった。
なんでこんなこわれかたをするのか・・・
しかも裏が白!紙箱かなんかみたいに思えてきます。

  

 

 

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パイレーツ・オブ・カリビアン

こういう、スカッとする映画、ときどき無性に見たくなりますよねー
私はどちらかというと使い込んで形のくずれたような帽子がすきなんで、
こういう映画にでてくる、汚なそうだけどエネルギッシュな帽子に惹かれます。
 

 
まずはおなじみ、ジャック・スパロウ。

このターバンについているかざりものは相当に計算されてる気がしますが、
自分でつけたという設定なのかな?

この帽子は皮製と思われます。つかいこんでつやがでてる感じですね。
 

 

バルボッサ船長の帽子にも心惹かれます。
三角形のやつじゃなくて普通の形ですが、右のブリムがぐっと下がっていて
派手に羽飾りがついています。
エッジがほころびてるのも、ブリムに穴があいているのもいい感じです。

 

 

海賊たちはいろんな帽子をかぶっていましたが
等級とか船のうえでの役割分担で帽子がちがうのかもしれません。

エリザベス・スワンを助けにいくための船の乗組員を選抜するシーンにも
いろんな帽子がありました。

その中の紅一点の女海賊の帽子がかっこよかった。

皮の帽子に、貝殻を中心にしたモチーフのトリミングがかっこいい~

クラウンがほどよくつぶれていて、魅力的です。

 

 

最後のシーンのウィル・ターナーの帽子も印象的でした。

ブリムの形、なんかおもしろいバックルのかたち、エッジのもよう。

そして大きなはねかざり。真横から見ても素敵です。

 

 

 

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オリバー・ツイスト

オリバー・ツイストといえば、キャスケット、ですね。
この映画まず目につくのは子供たちの帽子です。

オリバーはみなしごで救貧院にあずけられます。
そこでは子供たちが働かされていますが、制帽のようなのをかぶっての作業です。
女の子はフードのようなの、男の子はキャスケットをかぶっています。
これだけそろうと圧巻です。

 

 

これが主人公のオリバーです。キャスケットをかぶって救貧院をぬけだします。
くるりとふりかえってくれました。ベルト部分が長めのデザインがかわいい。
クラウンもすこし張りがあるみたいで、場面によって立ったりたれたりしているんです。
まわりの風景とあいまっていつでも絵になっています。

 

街でドジャーという泥棒一味の少年に拾われます。
この子のかぶっているトップハット風の帽子はすごくかっこいいんですよ。

 

別の子と一緒にふりかえってくれたのでこれも連写。
このブリムのカーブをごらんあれ。

隣の子もトップクラウンがたれているのがいいかんじです。


 

泥棒みたいな子供達がタバコをすってたむろしてます。

ドジャー(左端)は一番貫禄があります。きっとリーダー格なんだと思う。
トップハットをかぶれるのはリーダーだけという暗黙の了解がありそうです。

 

トップハットといえば紳士もかぶってたけど悪玉もかぶってました。

 

この泥棒は、赤毛に赤いベスト、スカーフ、コートの裏地、そして赤っぽいクラウンのトップハットがおしゃれで印象的でした。

クラウンもかっこよくつぶれています。

 

 

泥棒のサイクスの帽子もトップハットがほどよくつぶれててかっこよかった。


前からみるとこうなんだけど

 

 


すこしよこをむくと中折れ帽風。

 

 


上からみるとこうです。

 

 

中折れハットって、普通の丸いクラウンやトップハットなんかの前をつまんで脱ぎ着しているうちにできあがって、形式化したものなのかもしれません。

私はこういう、形式化される前の、ゆがんだ、使い込んだかんじのも大好きです。

特に顔が大きい、頭が大きい、ということでお悩みの方にはいいんですよ。

 

しかし、帽子に関しては昔の(多分19世紀)イギリスってびっくりです。
この映画の一場面で、何十人も画面に写っているのに
帽子をかぶってない人がひとりもいないのには笑えました。
どんだけ帽子が好きなんだ?
帽子が似合わない、といって悩む人とかいなかったのかな?

 

 

 

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E.T.

この映画の中にとりあげるべき帽子は全くないのですが(笑)
10月といえば、ハロウィンの出てくる映画としてE.T.が見たくなる、というのと、
“帽子”をアクセサリーも含めた頭まわりのもの、とひろーく解釈した、としておつきあいください。

これ、ずいぶん前の映画ですが今見ても古さを感じさせない名作です。
きっと親世代が見せているんだと思うのですが今の子どもたちもよく知ってるのが
びっくりです。

  
今ではすっかり大きくなりましたが、ドリュー・バリモアかわいーー
エリオットの妹役です。
初めてみたとき、太い毛糸をリボンにしているのが新鮮で目が釘付けになりました。

 


おもちゃばこからでてきたE.T.。
E.T.仮装、というのがユーモラスです。
”個性的なおば様”風かつらと帽子がお似合いです。

 


いよいよハロウィンです。
カウボーイに変装するのならカウボーイハットは必須。
大きくカーブしたブリムとかざりひもまでついてる本格派ですが、
赤い色とステッチがかわいい。

 


お兄ちゃんは仮装の王道、包丁つき帽子です。

 

 

最後のE.T.を連れ出して逃げるシーンは、この映画のハイライトですね~。(話がとぶなー)
お兄ちゃんの友人達が思い思いに目出し帽、だてメガネ、サングラス、イヤーマフ
(もしかしたらヘッドホンかも)などを着用していくシーンは
“これから何か始まる”的なワクワク感を高めてくれます。


なにかしでかそうとしているワルガキってかんじです。

 

そして全力ダッシュ!!

 

こっちは、帽子組。

 

こっちはすっぽりかぶりもの組です。

 

フードをすっぽりかぶったエリオットの姿は
空にうかんだシルエットとしてもだれでも覚えてるんじゃないかと思います。

日本ではフードつきパーカのフードは単なるかざりみたいなものですが、
アメリカではよくすっぽりかぶってますよね。
なんで彼らはフードをかぶるんだろう?と思います。
防寒や雨よけとして実用的にもかぶってますが
それだけではなさそうです。

ヒップホップの影響も大きいでしょう。
日本でいう“見せパン”(ズボンを下げてはいてわざわざ中の
パンツを見せるスタイル)
みたいな、若者がめざす“ちょいワル”みたいなかんじなのかな?

でもご注意。
最近ではアメリカで、フードをかぶる人=ごろつき、という認識が広まって
人種差別問題にまで発展した事件もあったようです。
銀行強盗がかぶりがちな目出し帽(目だけがでている帽子)
を連想するからでしょうかね。
悪いことをしようとするとき
顔を隠したくなるのは自然なことなので、
疑われたくない時はちゃんと顔を出した方がよさそうです。

まあ、そんな話はおいといて。
この映画では、これから自転車で全力疾走!
の決意の表明としての防寒・防風対策と、
ちょいワルガキ風の演出が楽しいかぶりものたちでした。

追い詰められて危機一髪のところで助け出し、でもやっぱり追い詰められて
万事休す、の瞬間に空高くとんでいく・・・
あのスピード感はスピルバーグ監督ならではですね。

・・・ほーら、あなたもE.T.、見たくなったでしょ!?フフ

 

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華麗なるギャツビー

この映画は1920年代のアメリカが舞台です。
上流階級のパーティーのシーンがたくさんでてきます。
パーティーのときのヘッドドレスも必見ですが
まず目についたのは上流階級の女性たちがかぶっている
ホースへアのキャプリーヌでした。

透けた素材の本体に透けたオーガンジーをエレガントに巻きつけています。

 

ホースヘアとは馬のたてがみのことで、高級素材としてバッグなどが
今でも作られています。
昔は帽子も馬のたてがみで作っていたと思われますが
今ホースヘアーの帽子といったら再生セルロースでできたブレードで作ったものが
大半だとおもいます。
本物のたてがみでつくったホースヘアーの帽子をみたことがないので
この映画にでてくるのがどちらなのかはわからないんですが
軽やかで優雅で、とてもすてきです。
たぶんオーダーメイドで洋服とおそろいで作ってもらっていたんでしょうが
洋服ときれいに調和していてため息がでそうにきれいです。

 

 

昔の恋人ギャツビーに思いがけず再会したときのデイジー(ミア・ファロー)。
薄紫色の透けたドレスに同じ色の帽子。
そして帽子には紫色の花がいっぱい。

 

こちらの帽子もたくさん花がついています。

 

 

この3つのホースヘアーの帽子、全部ブリムの傾斜がちがうのです。
アッパレです。

最後の帽子は黄色いドレスにあわせて、無彩色のホースヘアに黄色のブレードをくみあわせています。
黄色の服と帽子って現実にはあまりないのでこういう映画ならではですね。

 

ミア・ファローは、ウッディ・アレンの映画に出ているときみたいな、
地味にかわいい普通の女の子、というイメージがあります。
私のイメージでは、この映画の中ではこの最後のスタイルが一番
彼女らしくてかわいいと思います。
勝手にベストドレッサー賞に認定しました!?

 

 

ジョーダンという名前のこの人のこの格好は、
反対に都会の職業婦人、というかんじですが
レトロな色調のモダンな服にブリムの長いキャプリーヌをあわせています。
ブリムとクラウンの素材がちがうのがおもしろいです。
ブリムはホースヘアのようにも見える透明感のあるブレード。
クラウン部分は皮ひものようなものを組んでいるように見えます。
ブリムがブレードでできているものは形がつけやすいのでおすすめです。

 

 

これ、上の帽子とおなじものです。こんなに
ギュイーンと上に反り返っているんです。おしゃれ~

 

 

この人は他にもこんな
ブリムが反り返った帽子をよくかぶっています。


ブリムの反りかえり具合がとてもきれいです。
リボンははじめからついているのではなくて青いドレスにあわせて自分で
巻いた、ってかんじですね。
この辺の演出もも少しその人なりがでている気がします。

 

この人がゴルフをする時もファッションがすてきです。

 

 

 

 

この帽子もすてきです。
こんなにブリムが長い帽子を平気で室内でかぶってます。
羽根かざりがすごく優雅です。
帽子というよりヘッドアクセサリー感覚ですね。

 

 

他にもたくさん帽子を被っている人がいます。

 

 

ヘッドアクセサリーといえば
パーティーのシーンでたくさんでてきました。
ドレスの一部のような感覚なんだと思います。

   

デイジーもがんばってます。
オストリッチ(ダチョウ)の羽は大きくてふわふわなのでとても優雅です。

 

 

ブログで“羽のついたヘアバンド”を紹介したら友人に
“華麗なるギャツビー”で似たようなのを見た、と教えてもらったので
今回とりあげてみました。
(私のより数倍優雅なヘアバンドたちでしたが・・・)
これらのめくるめくパーティーの先には悲劇があり
時代背景もあいまって考えさせられる映画でした。
しょっちゅうでてくる眼鏡屋さんの大きな広告が
象徴的でした。

 

 

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やかまし村の春・夏・秋・冬

 

 
この映画はリンドグレーン作の子供のお話の映画化です。
リンドグレーンといえば、“長くつしたのピッピ”が有名です。
昔、NHKの少年ドラマシリーズでやっていましたよね。
大好きで欠かさずみていました。
ピッピの声はキャロライン洋子でした。
でも、映画版ではなぜか岸田今日子になってびっくりしたものです。
(記憶違いだったらスミマセン)

この映画はこれといったストーリーはないのですが
ひとむかし前のスエーデンの子供たちの四季が丁寧に描かれていて
見るだけで心いやされます。
 

 

主人公リサの一番上のお兄ちゃん、ラッセです。
いうことを聞かないで氷の池に落ちたり
学校の先生にいたずらしたり、愛すべき少年です。
ブリム部分も耳あてと全く同じでやわらかそうな、あったかそうな帽子です。
クリスマスにもエイプリルフールにも同じ帽子をかぶっています。
寒い季節が長そうですねーー。
 

 

オッレの妹でやかまし村で最年少のシャスティン。
1歳くらいだと思いますが、こんなに小さい子でも
本格的な毛皮っぽいマントににおそろいの帽子。
ずいぶん大きなポンポンがついています。
 

 

聖霊降臨節(5月くらい)になってやっと、真冬の帽子から卒業です。

大人はパーティーに行きます。
おめかしをしてよそいきの帽子をかぶって馬車でおでかけです。
お母さんの帽子がおしゃれですね。
クラウンが深めのクロッシェにフロント部分にバックルのあるデザイン、
ブリムのカーブ、魅力的な帽子です。

 

子供たちはこんな帽子で学校に行きます。

  

すなおにベレーをかぶるのもかわいいですね。
とくに一番下、バンド(サイズ元立ち上がり部分)と、てっぺんに
ポッチのあるベレーをまっすぐかぶるのは、どんぐりみたいでかわいいです。

 

 

 

リサのこの帽子が印象的でした。

カーテンみたいな、金色の模様のある生地です。
どこから見ても形もかわいくて、お下げ髪にぴったりです。

 

 

 

 

シャスティンも手づくりっぽいボンネットをかぶっています。

しぶい色が風景にあいまってもいるし
赤ちゃんのきれいな肌をひきたてています。
こちらも大きなポンポンがアクセントです。

 

 

こどもたちの年中行事がたくさんでてきて魅力的なシーンをご紹介します。
クリスマスのご馳走をつくっているところ。

これはまじめな帽子なのかわかりませんが
麻袋をかぶっただけ、みたいな帽子がシェフのようです。

 

 

帽子とは関係ないのですがクリスマスパーティーの様子です。

大人も子供も手をつないで歌を歌いながらツリーのまわりをぐるぐる。

 

 

ブログに羽根を染める話をかきましたが、
それがたまたまこの映画の中にでてきたのでご紹介します。
イースターに、ニワトリの羽根を染めて飾りをつくっているシーンのようです。
木の枝にくっつけてかわかしています。

なんだか楽しそうでうらやましいですね。

 

 

 

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モンパリ

 

寒いですね。
なんだかこの色の乏しい冬には
こういう70年代のカラーがたまらないですね。
マルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーブという大御所が
二人そろってこんな軽めのコメディに出てるとは知りませんでした。

 

主人公のマルコは自動車学校の経営者です。
最初のシーンのこのポンポン付きキャスケットがいいかんじ!

チェック柄でも、しぶめカラーとクラウン小さ目デザインならハンチングっぽくて
かわいくなりすぎないので男性でもOKです。

同乗者の女性もフロントにリボンのあるすてきなクロッシェをかぶっています。

 
 

 

帽子はでてこないんですが
カトリーヌ・ドヌーブ(左端)のオーバーオール姿がびっくりなのと
この、色にあふれた空間がとてもすてきなのでご紹介。

カトリーヌ・ドヌーブはイレーヌという役で、美容室の経営者です。
このオーバーオールはこの美容室の制服?のようです。
こんな仕事着もいいですね。

 

 

お店にはいってきたお客様。
さきほどのマルコとちがってこちらは
小柄な人だけど、デザインがダイナミックなゴージャスな帽子をかぶっています。
大きなベレーのようにもハンチングのようにも見えます。

 

歌をききにきている二人。このとき歌われているのが“モンパリ”です。
ノルディック柄のような模様編みのニット帽です。
フォーマルではないけれどこれもぬがなくていい帽子のひとつなんでしょうね。
すこしカジュアルなコンサートなのでOKのようです。
 

 

この人はマルコが妊娠したと診断したお医者さんです。
診察したり会議のパネリストをするときもタバコを吸っているトンデモ医者です。
この帽子、ごく普通の形ですが
軽い被り方におしゃれな襟元がすてきです。

 

この人の中折れ帽はとてもやわらかそうにつぶれていますねー。
ブリムは若干型崩れ気味ですが。
斜めにかぶっています。

年配の女性がこんな風に軽めにかぶるのもすてきですよ。

 

 

これも形は一般的なんですが、この色!いいですねーー

 

色といえばこの組み合わせにドキっとしました。
うすい黄色のタートルネックに赤紫色のスーツ、明るめの茶色のコート。。。
お見事です。
渋めの緑色の帽子をあわせたらよさそう!
後ろの女性のかわいいモチーフつなぎのカーディガンも注目です。

 

男性が妊娠するのが日常茶飯事になるというイマジネーションの世界です。
自分も妊娠したのでは?というシーン(笑)。
この人マリオみたい。。。
ヘルメットにもいろんな色があるんですね。

 

やりようによっては深く入り込めるテーマでありながら
ドタバタも風刺もあまり表にでなくて
あくまで二人のヒューマンドラマ仕立てになっているのがさわやかです。

最後は二人の結婚式に急ぐ人たちのシーンでおわりです。

 

 

この道路工事の人の帽子もいろいろでおもしろかったです。
右端の人はつばのない帽子にポンポンのようなのがついています。
結婚式の人たちも緑色のドレスやヘッドアクセサリーが新鮮ですね。

 
 

 

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ドクトル・ジバゴ

 

寒いこの季節には、おもいっきり寒そうな映画にしてみました。
この映画、昔映画館でみたことがあります。
これに限らず昔の大作にはintermissionという、休憩時間があるのが
おもしろいですね。
そのときちょっとトイレに行ったりできるの、いいと思います!?
このドクトル・ジバゴには本編が始まる前に“overture(序曲)”というのもあってびっくりしました。
画面にoverture の文字、そして音楽が流れている時間が結構長いです。
 

 

主人公、ユーリー・ジバゴの子供時代、お母さんのお葬式の場面から始まります。
さすが本場はいろんな毛皮の帽子がありますね。
 

 

 

のちにジバゴとつよく惹かれあうラーラの登場の時の帽子が印象的。
とても大きいベレーです。

 

 

ジバゴは知り合いにひきとられて育ちますがそこの娘がこの人。
パリがえりのお嬢さんという設定です。
映画の衣装全体が暗い色なので、このふわふわのピンクがひときわ目をひきます。

 

 

お迎えのお母さん(ジバゴにとっては育ての親)はなんとも不思議な
帽子をかぶっています。

 

真正面に大きなバックル、光っているところは羽根なんですよ。

 

 

第一次世界大戦がはじまり、ドイツとの戦いに行く兵士たちのパレード。
沿道の熱狂的な人々。
中折れ帽のトップがおもしろいです。

 
 

 

上流階級の人たちと思われますが
ロシアでも夏はこんな帽子をかぶっていたんだ、と新鮮でした。
その中に革命分子も紛れ込みます。

 
 

 

このご婦人の帽子が魅力的でした。形は海賊の帽子みたいなのに
コサージュがたくさんで素敵です。

 

 

第一次世界大戦がはじまり
ウクライナ戦線でジバゴとラーラはそれぞれ軍医と看護婦として働きます。

野戦病院での看護婦の帽子

 

ラーラは正式な看護婦ではないのか三角巾の端を入れ込んでいるだけですが
キリリとしていていいですね。

 

農民主体と思われる脱走兵と、正式な?軍が鉢合わせしてしまう緊張感あふれるシーン。

やはりロシアらしくごつい帽子です。

 

 

意外にも隊長はこんな簡単に作れそうな帽子をかぶっています。

 

横から見たらぺッタンコです。

 

 

ジバゴがラーラとその娘をつれてソリにのっているシーン。
さすがにみんな暖かそうな毛皮の帽子です。

時には家のなかでもかぶっています。

 

 

あれっ
ドクトルジバゴといいながら主人公がほとんどでてこない
記事になってしまいました(笑)。

今回あらためてDVDを見てみましたが、特典映像がついていておもしろかったです。
ロシア革命という映画の時代背景はもちろんですが、
原作を出版したり、映画化したりするのにも
ソビエト共産党の圧力があり、壮大な苦労話やエピソードがあったようです。
そんなことを知ることができるのもDVDならではですね。

しかしなにも知らなくても昔十分感動した思い出があります。
overtureやintermissionを楽しむのも一興、
時代は変わっても、できれば大迫力のスクリーンで見たい映画のひとつです。

 

 

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大草原の小さな家

これは映画ではないのですが、帽子が沢山出てくるのでご紹介します。

このドラマ、小さいころは毎週欠かさず見ていました。
ローラやメアリーのエプロンドレスがかわいくて憧れていました。
スカートからはみだしている幾重にもなったペチコートもかわいかった。

そしてかぶりものですが
まずおもいだすのは女性がかぶるボンネットです。
子供もかぶるし・・・

番組冒頭のかあさんのこの姿はだれもが知っています。

今DIYの店で売っている“ガーデニング帽子”も実は
このボンネットにそっくりなんですよ。
でも生地のチョイスやレースなどの装飾、リボン、ギャザーの分量などでがらっと印象がかわって、西部開拓時代のアメリカにいざなわれるのが不思議です。

あこがれといえば

“ナイトキャップ”なるものもありました。
私も一度だけせがんで買ってもらいましたが
朝までかぶっていたことは一度たりともありませんでした。

 

室内の帽子としては年配のご婦人がよく
こんなのをかぶっています。

ボンネットのようなブリムのない、ナイトキャップに
リボンがついたような帽子です。
多分白髪や薄くなった髪をかくすためのものだろうと思います。
絵本の中の“おばあさん”というかんじです。

 

他に子供たちの帽子といえば、写真はないのですがメアリーがよく
すぐぬげてきそうなとても浅いカンカン帽をかぶっていました。

ウィリーのこの帽子もかぶりごこち悪そうに思えるのだが・・・

 

そしてとうさん。こんなブリム長めのクラウンが四角い
帽子をかぶっています。


エドワーズおじさんはクラウンが丸い帽子です。

 

ドラマではいろんな職業の人がでてきますが鉄道関係の帽子は
今の若い人がかぶるような帽子なのがおもしろいです。


 

この時代にはサンバイザーもあったらしいです。

 

仕事別にいえば医者や聖職者の帽子も決まっているかんじでした。

色は黒と決まっているのかもしれません。

 

 


そして忘れちゃいけないオルソン夫人!
こんな帽子のまま教会の礼拝にも行きます。
夫のオルソンさんからは“忍耐”を大いに学びました。

おでかけのときはこういう装飾的な帽子が必需品だったみたいですが
“かあさん”のおでかけ帽よりはだいぶ派手です。
やっぱり性格みたいです。

 

金髪のメアリーにはピンクのリボン、茶色のローラには青いリボン、と決まっていたけど
あるとき母さんがまちがえてつけたのを
二人ともわざとそのままにしていた、というほほえましいエピソードが
原作にあります。

ドラマでも本当にそのようになっていて、ローラはよく
こんな青いリボンに青いドレスを着ています。
小さい時から髪の毛の色にあわせるなんて堅苦しいといえばそうですが
小さなレディとしてちゃんと育てられた、というかんじがして
こんな世界もまた憧れたものです。

 

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幸福の黄色いハンカチ

 

この映画、1972年制作なので70年代ファッションがたくさんでてきて楽しいです。

帽子もかなりでてきてますよ~

 

まずはこれ。ロードムービーの象徴みたいな車の中のシーン。

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武田鉄矢は合皮みたいな赤いカウボーイハット。

同じ赤系のバンダナとグラスの大きいサングラスが楽しい。

桃井かおりのは6まいはぎクラウンの帽子です。

 

桃井かおりもこのシーンではサングラスをかけています。

70年代の雰囲気がプンプンしてます。黒いあごひもがいいかんじ~ww

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この6枚はぎの帽子はメトロハットともいうようで、小学校の制帽なんかにも多くて

普通の帽子ですが、桃井かおりがかぶるとなんだかおしゃれに見えますね。

ブリムを折り返したラインがきれいです。

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よこっちょに小さなポケットがついています。

 

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この人の帽子もメトロハットですが、真っ赤な帽子のアクセントに白いラインが入っているのが

宇宙服ファッションを思い出させます。

 

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メトロハットといえば、この人も!

ここまでブリムが短くなるとやっぱり小学生風になります。

これ、健さんが出所して初めて味噌ラーメンと餃子とビールをのむラーメン屋です。

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この人、健さん(あ、役名は島勇作です)の向こう側でラーメンを食べてるんですよ。

帽子をかぶったままで。

今どきは帽子かぶったままでも何してもいいという風潮があるように感じますが

このときもそうだったんでしょうか。ちょっと違和感感じます。。

 

健さんのこの帽子はなんだか懐かしい、このごろあまり見ないニット帽です。

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サイズ元部分に折り返しのある、浅めの帽子です。

春といっても北海道はまだまだ寒いですからね。

昔、登山用の帽子でもこんなのありました。この折り返しの部分をブリムをよけて

下に下げていくと顔全体を覆って、目だけ出るみたいなのが。

これはそれではなさそうです。普段つかいの帽子。よく似合ってます!

 

しぶい役の健さんですがあどけない表情のショットをおまけでひとつ。

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70年代ファッションといえば

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このスタイルがかわいかった!ロールアップした細身のサロペットにしましまソックス、カバンもかわいいです。

 

チューリップハットもたくさん出てきます!

どのシーンかわかるかな??

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クラウンとブリムがわかれていなくて一続きになったものをチューリップハットといいますが

この、トップクラウンがなくてしかもエッジがひらひらになっているのはいかにも70年代風。

大阪万博のころに流行ったみたいです。

 

この、倍賞千恵子の、マフラーの「真知子巻き」も一時流行しました。

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まきものといえばほかにご婦人方の三角巾も出てきます。

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こういう衛生というよりファッションぽい三角巾スタイル、あったわ~

 

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警察署のシーンでは渥美清がでてきます。

 

その他、倍賞千恵子、そして山田洋次監督といえば。。。

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この最後の感動的なシーンのあの音楽ですが。

♪ チャーン ♪ のあと、つい、

チャラララララーララー・・・と、男はつらいよの音楽が頭の中に響いてしまうのは

私だけではないはずだ!

 

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