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E.T. ~悪ガキとフードつきパーカ~

 

この映画の中にとりあげるべき帽子は全くないのですが(笑)
10月といえば、ハロウィンの出てくる映画としてE.T.が見たくなる、というのと、 “帽子”をアクセサリーも含めた頭まわりのもの、とひろーく解釈した、としておつきあいください。
これ、ずいぶん前の映画ですが今見ても古さを感じさせない名作です。
きっと親世代が見せているんだと思うのですが今の子どもたちもよく知ってるのが びっくりです。

今ではすっかり大きくなりましたが、ドリュー・バリモアかわいーー エリオットの妹役です。 初めてみたとき、太い毛糸をリボンにしているのが新鮮で目が釘付けになりました。  

おもちゃばこからでてきたE.T.。 E.T.が仮装、というのがユーモラスです。
”個性的なおば様”風かつらと帽子がお似合いです。

いよいよハロウィンです。 カウボーイに変装するのならカウボーイハットは必須。
大きくカーブしたブリムとかざりひもまでついてる本格派ですが、 赤い色とステッチがかわいい。

お兄ちゃんは仮装の王道、包丁つき帽子です。

最後のE.T.を連れ出して逃げるシーンは、この映画のハイライトですね~。(話がとぶなー)
お兄ちゃんの友人達が思い思いに目出し帽、だてメガネ、サングラス、イヤーマフ (もしかしたらヘッドホンかも)などを着用していくシーンは “これから何か始まる”的なワクワク感を高めてくれます。



なにかしでかそうとしているワルガキってかんじです。  

そして全力ダッシュ!!

  こっちは、帽子組。

  こっちはすっぽりかぶりもの組です。

  フードをすっぽりかぶったエリオットの姿は 空にうかんだシルエットとしてもだれでも覚えてるんじゃないかと思います。
日本ではフードつきパーカのフードは単なるかざりみたいなものですが、 アメリカではよくすっぽりかぶってますよね。
なんで彼らはフードをかぶるんだろう?と思います。
防寒や雨よけとして実用的にもかぶってますが それだけではなさそうです。
ヒップホップの影響も大きいでしょう。
日本でいう“見せパン”(ズボンを下げてはいてわざわざ中の パンツを見せるスタイル) みたいな、若者がめざす“ちょいワル”みたいなかんじなのかな?

でもご注意。
最近ではアメリカで、フードをかぶる人=ごろつき、という認識が広まって 人種差別問題にまで発展した事件もあったようです。
銀行強盗がかぶりがちな目出し帽(目だけがでている帽子) を連想するからでしょうかね。
悪いことをしようとするとき 顔を隠したくなるのは自然なことなので、 疑われたくない時はちゃんと顔を出した方がよさそうです。

まあ、そんな話はおいといて。
この映画では、これから自転車で全力疾走! の決意の表明としての防寒・防風対策と、 ちょいワルガキ風の演出が楽しいかぶりものたちでした。
追い詰められて危機一髪のところで助け出し、でもやっぱり追い詰められて 万事休す、の瞬間に空高くとんでいく・・・

あのスピード感はスピルバーグ監督ならではですね。

・・・ほーら、あなたもE.T.、見たくなったでしょ!?フフ  


Category : 映画のなかの帽子
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帽子プロデューサー みすみ

★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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