kyoto-meet京都で出会ったこと
京都で出会ったこと

「本能。」again ~麒麟が来てよかったですね~本能寺

うちの近所にこんなところがあります。

これを初めて見たときはびっくりしました。

なぜに本能
そしてこの本能、3分の1くらい壁に隠れています。
あたかも壁に隠れてじっとこっちをうかがっているかのような。
しかもこのフォント!

何かの啓示かと思いました。
壁に大きく
「野生」とか「欲望」と書かれているのと同じような
衝撃でした。

本能

この「本能」の正体は__

実は消防団の車庫なんです!
この中には消防車が入っているんでしょう。
(ほら、消防団員募集のポスターも見えます)

そしてこれのすぐとなりには本能寺址(あと)があるんです。
あの信長が明智光秀にやられた、あそこです。

実は
本能ってこのあたりの地区の名前なんですよ。

本能(ほんのう)のほかに
城巽(じょうそん)
龍池(たついけ)
明倫(めいりん)
という地区があって、もとは学区だったもようです。


(↑住宅地図)


(↑軒先に置いてある回覧板)

で、ここは本能小学校のあとでもあるのです。

もと小学校区だったからだと思うんですがこの名前への愛着がとてもあって、
私が一番感動しているのは
学区の名前を冠したお酒まであるっていうこと!

(近所の酒屋さん。夏の夜は外でお酒が飲める
”城巽菊”という樽に注目)

秋には学区対抗の運動会もあるんですよ。
この地元愛、うらやましいです。

麒麟が来た

さて本能寺といえば明智光秀。
明智光秀と言えば___

昔長岡天満宮に行ったとき、
明智光秀を大河ドラマの主人公にするための署名を頼まれたことがありました。
明智光秀に興味はあったんですが
署名しませんでした。
だってどの時代、どんな人が主人公だって必ず京都出てきますよね。
もういいんでないの?
という思いがあったのです。笑

あのときのあの努力が実ったのか、
よかったですねーついに夢がかなって。

ということで今年に入ってからは
よく明智光秀ゆかりの地を訪ねる番組を見かけました。

今年の初めだったか
財前直見さんとだれかがこの本能寺址を訪ねていたので
おーとうとう来たか!この「本能」についても何かツッコむかも、
とワクワクして見ていたのに
こちらはスルーでした。ガックリ

市バス9番線とか12番線では本能寺址について車内放送まであるっているのに
ここを訪ねている人を今まで一度も見たことありません。
訪ねたらすぐわかります、この「本能」。
本能寺址だけじゃなくてこちらもご注目を!

この「本能」については前にもブログを書いていて、
いろんな人に紹介しているのですが反応が今一つ。

とある帽子屋さんの反応

しかし、今まで一人だけ
すごく反応してくれた人がいるんです。
それが帽子作家の野村あずささん

2年前にこの近所の三条商店街のギャラリーで帽子展をやったときに
初めて野村さんのマカロンクロシェを出品しました。
そのときそこにご本人が東京から遊びに来てくれたのです。

その帽子展では実は私は
おすすめスポットを載せた手書きの地図を配っていたんです。
ガイドブックには絶対載っていない、地元民ならではのものです。
野村さんにも渡したのですが
それに紹介していた蛸薬師通の古い町並み(*これを詳しく知りたい方は連絡ください)
に行ってきた、という話はあの当時聞いてました。

けど最近別のことで話をしてしていたら
”あの「本能」は最高に面白かった!ツボだった!”
と言ってくれたじゃありませんか!
しかもなんか老人ホームみたいなところにあったよねーと、そこまで覚えてくれていたのでした。

えーー「本能」にも行ってくれてたの?
しかも面白かったって!

うれしかったですね~

そう、この消防団の車庫があるビルには
自治会館や老人保健施設、そして高校の一部も入ってるみたいなんですよ。結構大きいです。

「本能」の「能」は本当は難しい字です。
自治会館などに入る門の上より。

しかし思うのですが信長が最期をとげたお寺の名前が
「本能寺」と、どことなく不気味でカッコよくてよかったですよね。
もし
「てんぷくじ」や
「まんぷくじ」
など、ちょっとかわいい名前だったら
ここまでのドラマはなかったかもしれません。

こうなったらなぜにここの地区名が
本能なのか知りたくなってきた~

この近所にはただ歩くだけで面白いものに出会えるので
お散歩におすすめです。


こんな感じのところ。


染物屋さんがとても多いです。


Monk Bar(坊主バー)。行ってみた~い!

本能
城巽
明倫
龍池という文字を探して歩くのもオツです。
そこら中にひそんでますんで。

ほうらね、

コロナがあけたらぜひお訪ねください。地図

昔のブログもぜひお読みください!

夜の「本能」・・・いっそう不気味です。


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帽子プロデューサー みすみ

★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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コメント

  1. かよみ より:

    確か有名な通り沿いに、別の、立派な本能寺があって、まぎらわしかったやうな…!?昔は本来の意味が真っ先に浮かびドッキリしてたのに、マヒしてきました。
    上洛できた日には是非ともその地図をわけてください!

    • みすみ より:

      かよみさま
      コメントありがとうございます!
      この投稿、今写真を増やしてバージョンアップしたので
      また見てくださいね。
      ところで
      ”昔は本来の意味が真っ先に浮かびドッキリ”
      て本当ですか?
      お寺の名前だけでそう感じるなんて
      感性豊かですね?!
      ではますますこちらの「本能」もお訪ねください。案内しまーす!
      本題がらはずれますが
      お寺の名前ってドッキリするの多くないですか?
      卑猥な響きがあったり色っぽかったり。
      あと、奈良の地名も色っぽいの多いです。笑
      こちらでネタを仕入れているのでこんど語りましょう。

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