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オリバー・ツイスト

オリバー・ツイストといえば、キャスケット、ですね。 この映画まず目につくのは子供たちの帽子です。 オリバーはみなしごで救貧院にあずけられます。 そこでは子供たちが働かされていますが、制帽のようなのをかぶっての作業です。 女の子はフードのようなの、男の子はキャスケットをかぶっています。 これだけそろうと圧巻です。     これが主人公のオリバーです。キャスケットをかぶって救貧院をぬけだします。 くるりとふりかえってくれました。ベルト部分が長めのデザインがかわいい。 クラウンもすこし張りがあるみたいで、場面によって立ったりたれたりしているんです。 まわりの風景とあいまっていつでも絵になっています。   街でドジャーという泥棒一味の少年に拾われます。 この子のかぶっているトップハット風の帽子はすごくかっこいいんですよ。   別の子と一緒にふりかえってくれたのでこれも連写。 このブリムのカーブをごらんあれ。 隣の子もトップクラウンがたれているのがいいかんじです。   泥棒みたいな子供達がタバコをすってたむろしてます。 ドジャー(左端)は一番貫禄があります。きっとリーダー格なんだと思う。 トップハットをかぶれるのはリーダーだけという暗黙の了解がありそうです。   トップハットといえば紳士もかぶってたけど悪玉もかぶってました。   この泥棒は、赤毛に赤いベスト、スカーフ、コートの裏地、そして赤っぽいクラウンのトップハットがおしゃれで印象的でした。 クラウンもかっこよくつぶれています。     泥棒のサイクスの帽子もトップハットがほどよくつぶれててかっこよかった。 前からみるとこうなんだけど     すこしよこをむくと中折れ帽風。     上からみるとこうです。     中折れハットって、普通の丸いクラウンやトップハットなんかの前をつまんで脱ぎ着しているうちにできあがって、形式化したものなのかもしれません。 私はこういう、形式化される前の、ゆがんだ、使い込んだかんじのも大好きです。 特に顔が大きい、頭が大きい、ということでお悩みの方にはいいんですよ。   しかし、帽子に関しては昔の(多分19世紀)イギリスってびっくりです。 この映画の一場面で、何十人も画面に写っているのに 帽子をかぶってない人がひとりもいないのには笑えました。 どんだけ帽子が好きなんだ? 帽子が似合わない、といって悩む人とかいなかったのかな?      

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帽子プロデューサー みすみ

★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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