広岡浅子展に行ってきました
今やっている朝の連続テレビ小説「あさがきた」、毎日見ています!
私がドラマを毎日ちゃんと見るなんて前代未問です。
これは明治の実業家、広岡浅子がモデルになっていて、ドラマの中では”あさ”という名前です。
広岡浅子という人、全く知らなかったのですが今度ドラマになるということでいろんな方面から浅子について話を聞く機会があり、少し前から興味は持っていました。
けど最初の回で子どものあさが木に登っているのを見て、またおてんばな女の子が活躍するあのパターンね、と思って興味は半分くらいうすれました。笑
でも気を取り直して、見つづけてみると面白い!
あさの少女時代の子役は「八重の桜」の八重の子ども時代の役の子だったのもうれしかった。
ほんと、あの子かわいいですよねっ。
浅子の嫁ぎ先の加島屋(ドラマでは加野屋)はのちに生命保険もやるようになり、それが大同生命のはじまりです。
浅子は大同生命の創始者のひとりでもあるのです。
ということで、 大阪の大同生命本社でやっている“大同生命の源流 広岡浅子の生涯 ”に行ってきました。
これが大同生命本社。すごくきれいなビルです。
加島屋の跡地なのだそうです。
中もすてきなんですよ。
写真OKだったのでたくさん撮ってきました。
メモリアルホールというところでありました。
レトロな雰囲気のところです。
前半は加島屋のこと、後半は大同生命のことという構成でした。
ドラマでは玉木宏があさの夫、新次郎を好演していますね~
三味線や謡をやる風流人という設定で巾着袋をくるくるまわしながらいそいそとどこかへ出かけていく姿が笑えますが本当に風流人だったようです。
この2枚目の広岡信五郎という人がその人ですが、細面の優男って感じですよね~。
ちなみに一番上の人がドラマの中では栄三郎(新次郎の弟)で、この人が大同生命の初代社長なんです。この人もやっぱり細面!
後半の大同生命のコーナーでは昔の生命保険の保険契約書がおもしろかったです。
左のページの人は
31歳の身長158センチの男性。職業は西洋洗濯業。(クリーニングですかね!)
血族に遺伝病はナシ。麻疹や肋膜炎にかかったことがあるが今は問題なし。
内縁の妻がいて、妻の健康状態もよいようです。
一般教養は良。
皮膚の状態、筋肉の発育、脂肪の発育も書いてあります。
顔のことまで書いてあって、顔色は黄みを帯びた褐色、髪の毛は黒。
そして長い顔だったみたいです。
なんか身近に感じますねーー想像が膨らみます!
右のページの個人情報も白い紙で隠してありますがうらの名前が透けて見えるんですよね。玉井喜次郎さん!
保険にはいると早死にするという迷信があったようで、最初は契約者集めに苦労したと説明がありました。
ドラマではつい先日あさに娘が生まれましたねーー
あれだけ“お家を守る”というフレーズが出て来るドラマなのだから跡継ぎ問題に触れないわけにはいかないだろう、どの辺を落としどころにするのだろうと思っていました。
そしたら
女の子で残念だったのでは?と聞く新次郎に、風吹ジュン演じるお母さん(あさの姑)が「男の子はその子の器で将来が決まってしまう。女の子なら優秀な男を婿に迎えればいいから女の子の方がいい。」
と、茶目っ気たっぷりに言うシーンがでてきて、うまい!と思いましたね。
脚本がうまいなーといつも感心します。セリフもいい。
このドラマでは、特に夫婦のありようで魅力的なセリフがたくさん出てきます。
また、キーワードや小道具をうまくつかうところもすごくニクイ。
コメディタッチで笑わせながら、今まで知らなかった明治維新のひとつの側面を見ることができるのが楽しいです。
先日友人とそんなことを話していたら、その友人は時代考証がしっかりしているのに感心してました。
あのころは着物に帯締めをしないのが流行っていたのだとか。
そうなの?と思って見てみると本当にそうでした。
さきほどのあさの娘の話ですが、この娘には本当に優秀な婿を迎えることができました!
それが大同生命の2代目社長を33年務めた恵三です。
そしてその恵三の妹は、メンタームの近江兄弟社で有名な、あの建築家のヴォーリズと結婚するのです。
2人の結婚を後押ししたのは浅子だったそうです。
ビルをでたところの南側には装飾的な塀があるのですが、これはヴォーリズが大正時代に設計した、初代大同生命本社ビルの一部を移設したものだそうです。
ぜひ見てみてくださいね!
ここは肥後橋のたもとにあり、目の前は土佐堀川。米の仲買所のあとも近くにあって往時の活気を想像するのが楽しいですよ!
地下鉄”肥後橋”が最寄の駅ですが淀屋橋からも歩いてすぐ。大阪駅からも歩いて行けます。
広岡浅子展は来年3月末までやっているみたいですよ。こちらにリンクを貼っておきます。
この記事がお気に召したら、いいね!お願いします♪
最新情報をお届けします
★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
ニュースレターはこちらへ。