ウェディングハット
ボンネットタイプのウェディングハットです。
ボンネットの形が好きなので、一度挑戦してみようと思って作りました。
ボンネットとは、頭をつつみこむような深い形で、耳のあたりのブリムが すぼまっている、女性用の帽子です。(TV大草原の小さな家、で“かあさん”が よくかぶっていました。)
芯はペーパーバクラムという、紙製のものです。
ブリムのエッジにはビニールワイヤーが いれてあって、保形してあります。
クラウンはドレープがよせてあり、1枚のように見えますが実はフロントバック 2枚使って、間はドレープでかくしてあります。
こういう、芯に布をそわせていく場合のブリムは、型紙を作図しません。
この場合は木型に寒冷紗をおいて、それを紙に写して型紙を作りました。
内ブリム、外ブリムと同じ2枚をとるのではなく、外ブリムのほうがエッジ線より 長くなっていて、余った分を内ブリム側におりこんで芯に半返しぬいでとめつけ、 縫い目はレーステープで隠していきます。
レーステープは単なる飾りのように見えて実は重大な任務があるのです。
硬い芯に布をそわせていくような帽子は、作り方がなんだか工作っぽくて、 とてもおもしろかったです。
花は幸せ感いっぱいに、黄色のばら、フリージア、そしてカスミソウをえらびました。
いいにおいがしてきそうじゃないですか?
フリージアは初めての挑戦で、それまでつくってきた花の作り方と違ったので、 本に書いてある意味がわからずしばし考え込んだりしましたが、 本物の花をおもいうかべてなんとか完成できました。
成熟した?花びらには赤をすこし、赤ちゃん花びらには緑をすこし、と、色づけも 楽しいものでした。
フリージアとばらはポプリン、カスミソウはサテンで統一感をだしました。
幅広サテンリボンをあごでむすぶ、ノスタルジックな形の帽子です。
この記事がお気に召したら、いいね!お願いします♪
最新情報をお届けします
★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
ニュースレターはこちらへ。
おひさしぶりです。
このウェディングハット、
ついこの間まで帽子の学校のホームページにでていたのですが
残念ながらいまはでていないんです。
ボンネット型というのが新鮮だったんだと思います。
初々しいかんじですよね。
でもこれ提出期限がせまって、徹夜して作ったんですよねー実は。
(0時すぎてから花を作り始めたという。。。)
思い入れも、思い出もある帽子だったので
このウェディングハットにコメントしてくださりとてもうれしいです。
ありがとうございました。
このウェディングハット、気に入りました。
タイムマシンに乗って、もう一度スタートラインに立ちたい気分です。