スエードの帽子
帽子の学校の“皮革の帽子”の授業のときに作った帽子です。
神戸のマキシンでみた イタリア製の帽子が記憶に残っていたので、思い出して作りました。
浅草橋の革屋さんに買い物に行き、こげ茶のスエードを選びました。
これは豚のスエードです。
革などの大きさは10センチ×10センチの、d㎡(多分デシ平方メートル、と読む) であらわすみたいです。
”デシ”なんてのは小学校のとき以来で、新鮮でした。
多分1頭分?なので、大きく、丸っぽい形です。
けっこう高かったので これを使い倒さなければもったいない、豚に申し訳ない、と決意を新たにしました。
革を机に広げて、きれいな部分を使っていきます。
けばの方向や、厚みなども見ます。
布とちがい、表に型紙をあて、印も表につけました。
待ち針が使えないので型紙はセロテープでとめました。
あんまりしっかりとめると テープのあとがつくのでかるーくとめます。
革にもアイロンをかけたり、接着芯をはったりするのがおどろきでした。
クラウンの下の方に葉っぱ型の窓をはさみであけてジョーゼットのような布を裏からあて、 まわりを金色っぽい30番の糸でミシンがけしていきます。
革をぬうのは普通のミシンでOKですが、針の穴がしっかりあいてしまうので ミシン目を大きくします。
縫い直しがきかないのでかなり緊張しました。
マキシンのはキャメル色の革に肌色の布でしたが、やっぱりこげ茶に肌色は コントラストが強くて変だったので・・・布用マーカーで塗りました!
いろいろ色を混ぜて楽しかったです。
この帽子、クラウンはかなりたっぷりしてますが、裏地は頭にフィットする 丸クラウンの型紙なのです。
だからフィット感を保ちながらクラウンをつぶしたりうしろに流したり、が、楽しめます。
ただ・・これは窓がつぶれたときに 薄い布が若干飛び出てくるのが気になります。
マキシンのはどうだったのか。。。 飛び出てたけど色のおかげで目立たなかったのか、 飛び出てなかったのか今となってはわかりません。
でも自分用なので平気でかぶっています。
かぶりやすいのでお気に入りです。
このスエード、帽子をつくったあとの残りの部分も、かざりとしてかなりおもしろく使えるので重宝しています。
手縫いの場合、ふつうの針だとほとんど革に刺さらないので革用の針を使いますが、それでも力が要ります。
分厚い革のゆびぬきは必須。革×革のバトルです。
そんなこんなですが、ほぼ使い倒すことができそうです。
豚さん、ありがとう。
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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