ウールガーゼのベレー
イタリア製であったかそうな軽い生地、その上に同じ素材で 花と、それからつづくひらひらがくっついています。
見たことのないかざりに目はくぎづけ!
この動きはどうやってつくるのだろう・・・ 1万円以上もする高級品だったので買って分解するわけにもいかず ずっと頭のなかにいれておきました。
ほどなく布地のほうはウールガーゼというものだということがわかりましたが かざりはわからずじまいでした。
それが、本屋でロックミシンの本を立ち読みしていたときにこれだ!と直感する 記事に遭遇。
うちにはロックミシンはないのでふつうのミシンのギザギザ機能をつかってやってみました。
うんうん、まさしくこれだった!
このようないきさつでできたベレーです。
ベレー本体ですが ウールガーゼはそれだけではあまりにもぐにゃぐにゃなのでなにか裏地を いれる必要がありました。
そこでいろいろ実験してみました。
キルト芯がおもしろいんじゃないかと思ってやってみました。
厚みをかえてみたりトップクラウン(円の部分)だけにいれてみたり。。。 結果キルト芯は全部変でした。
ウールガーゼはすこし透けているので、 キルト芯ならあったかそうに見えるかな、と思ったんですけどね。
結局オーガンジーにしました。 こちらも透ける素材なので軽い感じのベレーができました。 アクセントに変形パールのビーズをところどころにとめつけています。
いい帽子ができたと思っていたのになかなか売れませんでした。
実はこれにはさらに羽飾りがついていたのです。
ちょっとうるさいのかな、と思ってとってみたらほどなく売れました。
どこでおわりにするのか、てのが重要なのは芸術作品と一緒ですね(?)。
お買い上げいただいたのは去年11月の北山クラフトガーデン。
ほとんど帽子をかぶったことがない、という女性の方でした。
とても迷ってらっしゃいましたが買ってくれました。
ベレーなんてとてもとても・・・と思っているかんじがよくわかりましたが すごくお似合いでしたよ。
この帽子もきっと喜んでいると思います。 頭のサイズの小さい方だったのでサイズ修正しました。 そのこともまた記事にしますね。
小さくしたのを送ったら、はがきでお返事がきました。
“やっぱりかわいい!”と書いてあって、とてもうれしかったです。
こちらこそ、どうもありがとうございました。
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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も、もしやNさん?
そうでもそうでなくても、どうもありがとうございました。
ベレーって、兵隊系でもかぶるの、なんか不思議ですよね?
つばがないから邪魔にならず、頭を守ってくれるからなんでしょうか。
バスク地方のは、このベレーだったらこの村、とかわかるそうなんです。
おもしろいですよね。
またコメントくださいね。応援してもらってうれしいです!
改めてひとつひとつ帽子をとりあげて思い出やエピソードなどを書いていくと
その持ち味なんかを再確認できるんですよね。
ブログにこんな効用があるとは思ってもみませんでした。
ニャーゴさんのフェイクスイーツやミニチュアもきっと同じですね。
ニャーゴさんのように写真が上手になりたい私です。。。
ベレー帽子の話、ボーイスカウト時代に、使ったことありますが 楽しく読ませて頂きました!
これからの活躍、応援しています(^-^)/
柔らかい雰囲気の素敵なベレーですね。
ベレー帽が好きなので、素材違いでいろいろと欲しくなってしまいます。