北野天満宮梅花祭に行ってきました。後編
さて、目標のお店というのはそのディープなエリアのなかでも最も ディープな場所にありました。(2年前のはなし)
骨董品屋で、古銭も扱っているところでした。
古銭は他のお店でもときどき売られていますが ふつうのビニール袋にじゃらじゃらはいっていて、袋ひとつでいくら、とか 信じられない売り方だったりします。
そのお店もびっくりだったのですが・・・
小さく仕切られた木箱に、今現在日本国で使われている 50円玉とか10円玉とかがはいっていたのです。
仕切りには昭和○○年、と書かれていて、その年にできた 硬貨が入っているのですが、 それが昭和64年とか(昭和64年は10日もないくらいです) ものすごく古いとかならまだわかるのだけど、 ごくフツーの年ばかりなのでした。
ちょっとびっくりしましたが きっとこういうのを買う人は、自分の生まれた年とかの硬貨を買うんだろう、 とそのときは思っていました。
しかしうちに帰り着いてから考えた。 フツーの50円玉というのは、一体いくらなのだろう????
むかし、携帯などないころ、公衆電話を使うのに10円玉がなく、近くにお店もなく 困って屋台のラーメン屋のおじさんに100円玉を差し出して 両替をおねがいしたら、怖い顔で10円玉を9枚渡されたことがあります。 “世間のルール”のようなものを知った初めての経験でした。
このお店でも50円玉を買うのに60円くらい払うのだろうか?(上の話とは関係ない?) いやでも、50円より高い価値のない(はずの)50円玉はやっぱり50円?
50円だとして、 コレください、といって昭和63年とかの50円玉を所望したら 私がさしだした50円玉をみて、その年の仕切りのなかにいれ、63年のを 渡してくれるんだろうか??
もし万が一私がさしだしたのも63年だったとして、でもどーしても コノ63年の50円玉がほしいんです、と 63年のしきりの中のある一枚を所望したら。。。ただの交換??
一体どういう商売なんだ~
骨董…私には想像もつかない世界だとはうすうす感じていたが。。。 これ、考えれば考えるほどわからなくなってくる。。。
なんか私、勘違いしてたのかもしれぬ。 それとも、あれは売り物ではなく、おつりの小銭を仕切って分けてただけなのか? (そんな風には見えなかったけど。)
おじさんのアソビゴコロ?それともギャグ?
今度はぜひとも勇気を持って、50円玉を買って来よう(?)、 と、心に誓った私でした。
梅花祭ならきっとお店だすだろうし。
しかし。。。なかったのです。そのお店。。。
そのお店があったところはぽっかりと空き地になっていました。
今日はたまたまお休みだったのか、はたまた2年前のあの店は 私の見た幻だったのか。。。
もし万が一、あの店にめぐりあうことがあったらまたレポートいたします。
それか、どなたか体験してきて~!一番北のはしっこの、北門のとこです。
というわけで、雨なのに人は多いわお店はないわの結果でしたが お昼過ぎたら雨もあがり暖かくなってゴキゲンでした。
ふと誰かに見られているような気がして(紅天女?)ふりかえると かわいい梅の花が一輪!
一枚くらいは傑作を撮ろうとがんばったんですけどね。 ピンボケでした。 マイクロ撮影モードにするとどれを狙っているのかさえわからなくなる。。
すてきな梅の花、想像してくださいね!?
梅苑にもはいろうか迷ったんですけどね。
↑こんな状態でして。
私の写真の腕がよい、もしくは梅が見ごろだったらまちがいなく入ったのですが。
ここ、もみじのときははいりました。
奥に御土居(おどい)という、豊臣秀吉がおこなった 堤防の整備事業の遺構が残っているのです。
もみじのころはすごくきれいですよ。
また露店の間をとおって帰りました。
雨もあがり大人もこんなのに打ち興じてていい感じです。
そしてこんなところにまた寿々むしが!
これ、買ったかって? いいえ。 なぜならすでに持っているから。ははは
そのむかし東京ビッグサイトのデザインフェスタで購入しました。
作者のおじさんと昆虫談義で盛り上がったっけ。
ふと気づいたのですが、私、梅の花はもちろんですが 梅の枝ぶりが好きなんですよね。。 書のようなラインが。
よく考えると昆虫の触角や足の節も似ています。
かまきりや寿々むしなど、後ろ足の長い、すぅっとした体躯をもつ 昆虫になぜか惹かれるわけが今わかりました。
かえり、こんなすてきなものを発見。かわいいなあ。。。
入学祝に梅、というのもいいですね。
北野天満宮梅花祭に行ってきました。完
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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