coffeeキョートのコーヒ, 京都で出会ったこと
キョートのコーヒ, 京都で出会ったこと ,

キョートのコーヒ3  ~京都人はしゃべり言葉をそのまま書くのに抵抗がない?~

 

昔、関西出身の友人が、 関西弁の“タクシー”の発音の特徴を教えてくれたことがあります。
標準語では“ク”の部分は英語とおなじく子音に近い音だけど、
関西ではしっかり“ク”と発音するのだと。

・・・そうかも。

妙にその教えはおぼえていました。

それとは関係はないはずなんだけど、
京都の人が“コーヒー”というときそれ思い出すんですよねえ。
ちゃんとのばしてるはずなんだけど“コ”の部分がやけに高くてアクセントがあるので、
どうも“コーヒ”に聞こえてしまうんですよね。
(もっというなら“コオヒ”)

ということはイノダコーヒは、 しゃべり言葉をお店の名前にしたってことなのかもしれません!?
“京都”というのも“きょうと”ではなくカタカナの“キョート”と聞こえてしまいます?

ということで、今回のタイトルは“キョートのコーヒ”としました。

 

話は変わりますが、 コーヒといえば、
前、違いがわかる男のネスカフェゴールドブレンドのCMを見ながら 友人が
この人たち、こんなに偉くなってもインスタントコーヒーを飲むんだねー
と言ったのに大笑いしたことがあります。

たしかに~

よく考えたらこの場合の違いとは 他のインスタントコーヒーとの違いなのだろうか?
それともレギュラーコーヒーとの違い?
まさかねぇ。
さすがにコーヒーがおいしいといわれている店では
いくら違いがわかってもインスタントコーヒーは出さないですよね。(笑)
(あ、でもインスタントラーメンをだすラーメン屋はあるらしいですが)
でも人が“おいしい”と思うのって、
そのものの味というより 飲んだときの状況などがあいまって記憶されることの方が断然多いですね。
きっとあの違いがわかる男たちも、 原稿を書き上げたあとや、公演が終わってほっとした時に飲む
インスタントコーヒーが最高においしいと感じたにちがいありません?

私の場合はやっぱ山の上で飲むミルクと砂糖たっぷりのインスタントコーヒーが最高です。
・・・という低レベルの私でも、たまには状況とは関係なくおいしいなあと思うレギュラーコーヒーにめぐりあうときがありますよ。
でも大体はこだわりなく(多少の好き嫌いはあるけど)どんなコーヒーでものんでいます。

しかし、一度だけ、激マズのコーヒーに出会ったことが!
もう時効(?)だからよかろう。

昔、歌舞伎座のスタンドで飲んだレギュラーコーヒー400円也。
なんか、煮詰まった、下の方にたまった澱(おり)のようなものに見えたので いやな予感がしたが。。。

飲んだら、!!

あれはコーヒーではなかった。
液体で、飲めはするけど、飲み物ではないバリウムのような存在。
今だったら絶対文句言うに決まってますがそのとき私は若かった。
目をつむりぐっとこらえて飲み干したっけ。。。(←飲み干さんでよし)

リニューアルした歌舞伎座ではこのようなことがないよう切に願う者であります。

                           キョートのコーヒ 完

次↓

キョートのコーヒのその後1 ~キョートのいろんなカタカナ表記、見つけました~


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帽子プロデューサー みすみ

★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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コメント

  1. kyoshugei より:

    コーヒーと言っているつもりだったけど、そんな風に聞こえていたのか。知らんかった。
    「イノダコーヒ」も「イノダコーヒー」だとずっと思ってた。気付かんかった。気にもせんかった。ははは。
    ポピンズさんは面白いことに気が付くねー。
    それに、ようあれだけのけったいな看板見つけてくるわ。
    その鋭敏なアンテナに脱帽!
    ところで「きょうと」が「キョート」に聞こえるということには答えられるかも。
    京都検定のテキストの「京ことば」のところに載ってた事を簡単にまとめると、
    『御所ことばから由来する特徴で、ハー(歯)、ヘー(塀)のように一音節の言葉を長くのばしたり、
    また、ヤイトー(灸)、ロージ(路地)のように語末や頭音を長母音にいったり、
    モローテ(貰って)、コーテ(買って)などのようにウ音便など長く引く音が多く、ゆったりとした感じを与える。』というようなことが書いてある。
    「モローテ」は「もろうて」、「コーテ」は「こうて」だし
    「きょうと」が「キョート」に聞こえるにつながらへんか?
    えらい長くなりました。

    • poppins より:

      ごめん、京都人は話し言葉をそのまま書くのに抵抗がない、という自説のことをまとめていたの、こっちだったわ~
      もう一発、こっちも読んでみてね。

      さて、イノダコーヒーだと思っていたって!?そんなものなの?京都人?
      もー京都(人)ってほんと、おもしろいわ・・・

      ところで京都検定ってそんなことまで勉強しなきゃいけないんだ!
      よく路地(ろじ)のこと、”ろーじ”と書いてあるのはそういうことだったんだと納得しました。

      しかし、発音するだけじゃなくて書くのも”ろーじ”だってのは、やっぱり京都ならではだとおもうよ!(←ムキになってる)

      ろーじ、ってたぶん路地のことなんだろう、とは思ってたけどそれ以上調べたことなかった。
      それ以上詮索するのが野暮に思えてくるくらい、「京都らしい」ことばなんだよね~
      それを思うと ”よーじや”って、店の名前上手に考えたよね?

      キョート、つながる、つながる~w
      学術的に説明してくれてありがとう!?

      ふと思ったんだけど上のリンクの中にある“コールコーヒー”も
      実は“こおる(凍る)コーヒーだったりして。。。
      いや、アクセントがちがうか。。。もう知らんっ

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