エリザベス女王の帽子 No.2 ~ハットピンと飾りの効用~
クラウンはゆがんだ平行四辺形みたいな形、 ブリムはまっすぐですがクラウンにあわせて左の方があがっています。
年をとるとどうしても顔の輪郭の線がシャープでなくなるので 帽子もそれにあわせてふっくらした感じのほうが 似合うようになってくるといわれています。
でも、この女王の顔にふっくらしたクラウンの帽子をかぶせたら・・・ かなり平凡なかんじになりそうです。
それから小柄な人にはブリムが長かったりクラウンが高い帽子は 似合わない、というのが通説になっているようです。
けどやはりそこは女王様、 そんな通説をものともせずしっかりと被りこなしていてすてきです。
ホームページの“帽子のえらびかた”のところに 書きましたが、たとえば 背が低くてもゴージャスな人にはゴージャスな帽子が似合う、というのは この、エリザベス女王と大屋政子を思い浮かべながら書きました!?
他の帽子もご紹介。
ロイヤルブルーがきれい!
ピンクのリボンがななめについているのもおしゃれです。
クラウンの高い帽子には、こんなかんじでななめにトリミング をほどこしたり、縦方向にトリミングすると 高さをかんじさせなくする効果があると思います。
リボンの下にハットピンもつけています。
昔の本来のハットピンは、先のとがった本当のピンで 帽子と髪の毛をとめて、ずれ防止も兼ねたアクセサリーだったみたいです。
危ないということで今はそういうのはないですが とがった方をカバーしたものがハットピンとして売られています。
でも髪の毛まで止めるのではなくて 単なる帽子につけるアクセサリーとなりました。
今のハットピンはカバー部分をチェーンでつないだものが主流で、 手持ちの帽子が即おしゃれになる便利アイテムだと思います。
ちょっと見えるのはハットピンかな? フィリップ殿下の服の色調にあわせた花の配色だと思います。
フィリップ殿下のブリムのカーブは 直線的で面白いです。
やはりなにもついていなかったり 形が単純だと普通っぽくなります。
この2つの帽子は女王にとっては普段使いの帽子なのでしょうか?
かっちりした帽子なのでかっちりした服とバランスが取れているともいえます。
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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