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映画のなかの帽子

大草原の小さな家  ~普段着のボンネット~

 

これは映画ではないのですが、帽子が沢山出てくるのでご紹介します。

このドラマ、小さいころは毎週欠かさず見ていました。
ローラやメアリーのエプロンドレスがかわいくて憧れていました。
スカートからはみだしている幾重にもなったペチコートもかわいかった。

そしてかぶりものですが まず思い出すのは女性がかぶるボンネットです。
子供もかぶるし・・・

番組冒頭のかあさんのこの姿はだれもが知っています。

今DIYの店で売っている“ガーデニング帽子”も実は このボンネットにそっくりなんですよ。 でも生地のチョイスやレースなどの装飾、リボン、ギャザーの分量などでがらっと印象が変わって、西部開拓時代のアメリカにいざなわれるのが不思議です。

あこがれといえば “ナイトキャップ”なるものもありました。

私も一度だけせがんで買ってもらいましたが 朝までかぶっていたことは一度たりともありませんでした。  

室内の帽子としては年配のご婦人がよく こんなのをかぶっています。

ボンネットのようなブリムのない、ナイトキャップに リボンがついたような帽子です。
多分白髪や薄くなった髪をかくすためのものだろうと思います。
絵本の中の“おばあさん”というかんじです。  

他に子供たちの帽子といえば、写真はないのですがメアリーがよく すぐぬげてきそうなとても浅いカンカン帽をかぶっていました。

ウィリーのこの帽子もかぶりごこち悪そうに思えるのだが・・・  

そしてとうさん。こんなブリム長めのクラウンが四角い 帽子をかぶっています。


エドワーズおじさんはクラウンが丸い帽子です。  

ドラマではいろんな職業の人がでてきますが鉄道関係の帽子は 今の若い人がかぶるような帽子なのがおもしろいです。

この時代にはサンバイザーもあったらしいです。

仕事別にいえばこちらは町医者のベイカー先生。

聖職者の帽子は決まっているかんじでした。

色は黒と決まっているのかもしれません。



そして忘れちゃいけないオルソン夫人!
こんな帽子のまま教会の礼拝にも行きます。
夫のオルソンさんからは“忍耐”を大いに学びました。
おでかけのときはこういう装飾的な帽子が必需品だったみたいですが “かあさん”のおでかけ帽よりはだいぶ派手です。
やっぱり性格みたいです。  


金髪のメアリーにはピンクのリボン、茶色のローラには青いリボン、と決まっていたけど あるとき母さんがまちがえてつけたのを二人ともわざとそのままにしていた、というほほえましいエピソードが原作にあります。
ドラマでも本当にそのようになっていて、ローラはよくこんな青いリボンに青いドレスを着ています。
小さい時から髪の毛の色にあわせるなんて堅苦しいといえばそうですが小さなレディとしてちゃんと育てられた、という感じしてこんな世界もまた憧れたものです。


Category : 映画のなかの帽子
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帽子プロデューサー みすみ

★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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