出町座に行ってきました ~日本映画発祥の地・京都のミニシアター~
やっと出町座に行って来ました~!
出町座
出町座は出町商店街の中にあります。
出町座は京阪出町柳から歩いてすぐ。
庶民的なアーケード街です。
以前このブログにも書いた有名なお団子やさん、「出町ふたば」がアーケードの入り口付近にあります。
ここが出町座。
私、もっとアングラ的なところを想像していたので意外でした。
小綺麗!
なんと中にはカフェもあります。
本屋さんもあって、カルチャーの中心といったかんじ。
本屋さんは本のチョイスにこだわりがあり、アート関係や子ども向けの絵本も充実しています。
ゴッホ~最期の手紙~
実は、出町座に行こうと決めて調べたその日にこの映画があることが判明。
何の下調べもせずにタクシーに飛び乗って行ってきました。
私、絵画鑑賞が好きで、学生時代に東京に住んでいたころは
〇〇展と名のつくものは大体行っていて
ゴッホ展もよく行きました。
なのでこの映画との出会いは運命的でした。
初めての出町座体験の日にこの映画!
切符売り場の奥に階段がありそこから下へ。
10分くらい前に着いたのにほぼ満席で
一番前の列でした。
カフェコーナーで買ったものは持ち込んでいいとのことだったので
カフェオレを購入。
時間になると他の映画の予告編が始まりました!
そこんとこ、私がその昔通い詰めていた
早稲田アクトミニシアターなどとは全然違う!
さてこのゴッホの映画ですが
ゴッホが死ぬ前に自分の弟に書いた手紙を、届けてほしいと託された青年のお話です。
託したのは郵便配達人でゴッホの友達だった青年のお父さん。
届ける先はゴッホの弟です。
いやいやながら引き受ける青年ですが
その旅はゴッホの死についての真相をたどる旅になっていきます。
そういうサスペンス仕立てのお話なのですが
びっくりするのはその映像です!
なんと全部が油絵なんです。
“油絵仕立て”のCGではなく本当に油絵らしい。ほんとかな~?
1秒間に12枚の油絵って。。。?!
それともっとびっくりなのは、
その登場人物。
キャストがいるので俳優が演技しているはずなのですが
本物のゴッホの絵に描かれている人が動き出すんです。
そのヒミツはこちら。
この↑一番下をご覧ください。
絵の中の人物に似た俳優を選んでキャスティング。
しかも演技力もピカ一とは。
特にゴッホの役の人はゴッホの自画像にそっくりなので
だんだん訳が分からなくなってきて
夢のアートの世界に連れて行かれてしまいます。
映画発祥の地京都
京都は実は日本映画発祥地の地といわれているんですよ。
明治30年(1897年)に、実業家がパリから持ち帰った映画(シネマトグラフ=映写機兼カメラ)を初めて上映した場所が京都だったのです。
木屋町にある京都電燈株式会社の中庭で行われたのですが、その後そこは小学校になり、小学校が廃校になったあと、その校舎を利用したミニシアターができました。立誠シネマ
そこに行ってみたいと思いつつ行けずにいたところ、そのミニシアターも閉じてしまい、出町商店街の中に移ったという話を聞きました。
それがこの「出町座」です。
去年の12月に開場したそうで、まだできたてホヤホヤ。
ここのカフェの名前は「出町座のソコ」といいますが
その看板にも立誠シネマの名残がありました。
「ありがとう立誠シネマ、工事が始まるので
それを記念してカフェで給食風のランチをしています」
と書いてあります。
私の知っているミニシアターと違い
とてもきれいだし、アートの拠点というかんじです。
昔の映画館やミニシアターはあまりきれいじゃなかったですね。
マイナーな映画を見るべくそんなところに昔はよく通ってました。
昔本気で早稲田アクトミニシアターでアルバイトしようと思い
そこのお兄さんに聞いてみたところ(まだ顔覚えています)
「うちはみんな乞食みたいな人たちだから」
と、暗に
“募集してないし、あんたには無理だ”
と言われたことを思い出します。笑
そんな日陰者が集まる風な場所だったのに
イマドキのミニシアターはずいぶん変わりました。
座席指定であることも
入れ替え制であることも今風でした。
京都には他にもみなみ会館とか、京都シネマとかのミニシアターがあるし、
京都文化会館でも古い映画を見ることができます。
みなみ会館、この間調べていたら4月末から
一時閉館するらしいです。
これは行っとかなければ!と思っています。
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
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