ブリムのおはなし その1
以前たしか“世界一受けたい授業”だったと思いますが、 りんごの皮をうえからぐるぐるとむいていったらどんな形になるか、 という問題がでました。
真ん中まではわかるけど、そのあとはどうなるんだ~と、興味ぶかく 見ておりました。
その流れで、大根の皮とりんごの皮をむき比べる、というのがあって、 藤あやこが割烹着姿で大根の皮をむいていました。 (あの人、料理がうまいらしいですねーー)
ちょうど冷蔵庫にどっちもあったのでむいてみます。
りんごは、よこ半分です。
こんなになりました。
その結果をみてピーター・フランクル先生が モノの周の長さの差でこうなるんですよ、と説明していて、なるほどーと思ったことがあります。
つまり、大根はほとんど筒型で差がなく、りんごは差がある、ということなのです
。 りんごのほう、差の少ない部分にさしかかるとほとんど大根と同じ なので、立ってしまいました。
帽子のブリムもこの理屈で考えればいいのです。
左がりんご、右が大根に近い、ということになります。
ときどき私もつい勘違いしてしまいそうになることがあるのですが そのときは、あのピーター先生のお言葉を思い出すようにしています!?
これは一周ぐるっとあるブリムですが、 前の方だけのブリム(小つば)にも言えて、 前の記事でいうと紅白帽がりんご型、みどりが大根型といえます。 紅白帽の方はカーブがきつい=“ブリムの傾斜がゆるやか” 緑の方はカーブがゆるやか=“ブリムの傾斜がきつい、急” という表現になります。
ちなみに帽子のブリムを折り返すとなると、 大根型の方がやりやすいです。 (ズボンでいったらベルボトムよりストレートの方がすそを折りやすいでしょ?)
これと似たようなの、ベレーのところでも紹介してますので よかったらみてくださいね。
それから、りんご半分じゃなくて1個まるごとつづけて剥いたら・・・ ぜひやってみてねーー
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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