寿々むしのこと その2
しかし、大きなケースでマニアックに飼っているならともかく こんな小学生の自由研究レベルのケースで よく飼っているもんだと思います。 (正確にしらべてみたら13年目です)
人間でいうと徳川幕府三百年といったところか!?
寿々むしは脱皮を繰り返して大きくなるのですが 脱皮したては全身真っ白でびっくりします。
この写真、
わかりにくいですが、ナスに乗っかってるのは 脱皮して少ししか経ってないもののようです(少し白い)。
左に写っているのは死骸じゃなくて抜け殻です。
この抜け殻、すぐなくなるんですよね。 自分で食べてるみたいです。
スズムシの飼い方として、 共食いの避け方とか、 より長く鳴かせるために鳴いてる間はオスとメスと分けろ、 とか面倒なこと書いてあったりしますがそんなこと全然してません。
ケースがなぜ2個かというと 実は、つい最近までコオロギも飼っていました。
昔あるとき奈良の松伯美術館の庭でコオロギをつかまえたので 卵を産み終えてだれもいなくなったスズムシのケースにいれておきました。
そしたら次の年、なんか赤ちゃんスズムシの様子がちが~う! なんか明らかにちがうのが混じっている。。。
大きくなったらそれが顕著になり、ちがう方はエンマコオロギだと判明。 コオロギ、1匹しかいれてなかったのに・・・
卵をいだいたメスだったようでした。
それからはまあなんというか、エキサイティングでした。
コオロギは土にもぐる習性があるので はじめはびっくりさせられました。土からいきなり現れて。
それから、すごく元気なんですよ。 逃げ出したらちょっとやそっとではつかまえられません。 それによく食べる~!
大きくなってからは餌の皿をいれるとすぐにやってくるほどの食欲で、 3、4匹が餌の皿に食らいついている様子は忘れられません。 ケモノのようでした。
そしてあの顔! エンマコオロギとはよく言ったもので まさしく憤怒の顔をした人面虫でした。
それなのに、鳴き声はコロコロとかわいい音で。。。
見た目や性格と鳴き声のギャップが大きかったです。
寿々むしが鳴かなくなったころに鳴き始めるので、それもまた一興でした。
コオロギの方も毎年孵っていたので 7年くらいはどちらも飼っていたのですが 2年前に突然いなくなったのです。
孵らなかったわけでなく、大きくなったのがあるとき突然1匹もいなくなってしまいました。
どうやらケースのどこかが開いていたようで その後数ヶ月間、家の中で時々干からびたコオロギを発見したものです。
元気だとこういうこともあるんですね。
コオロギは脱走したら連れ戻すのはほとんど不可能でしたが 寿々むしはすばしっこくないので大体大丈夫です。
このように、おっとりした性格のゆえに 寿々むしは人間の世界で生きながらえてきたんですね。
和をもって尊しとする日本人の感性にあっているんでしょうか。
寿々むしを飼う話はよくきくけど コオロギを飼う話はきいたことがありません。
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
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