キョートのコーヒのその後3 ~コールコーヒーという新たな問題にぶちあたる~
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しかしまた新しい発見が。 さっきの写真の右のメニューにご注目。
“コールコーヒー”・・・ そういえばこれも京都でよく見るような。
京都伊勢丹の有名な甘味どころ“都路里(つじり)”のメニューにもありました。
なんだこれは~。
冷たいコーヒーのことのようですが、それはアイスコーヒーなのでは?
よし、勇気をだして聞いてみよう。 幸い他にお客もいないし、 と、ウェイトレスの人に声をかけてみました。
どこか見覚えがあると思ったら、5月のソロプチミストのバザーのときに 私と同じようにお店をだしていた人で、帽子についていろいろお話をしたことのあった方でした。
そういうわけで途端にうちとけていろいろ聞いてしまいました。
まずは、“コールコーヒー”について。
なんでアイスコーヒーじゃないんでしょうか??
“さぁ~なんででしょうねぇ。 ほら、大阪でアイスコーヒーのことを レイコーとか言うじゃないですか。
それをキョートのおっさんらがかっこつけて コールドコーヒーと言ったんとちゃいますか?
コールドよりコールの方がかっこいいとでも 思ってはるんだと思いますわ。
話し言葉をそのまんま書いてるだけちゃうやろか。”
ついでになんでイノダコーヒはコーヒーじゃなくてコーヒなのか もきいてみた。
“あーこれも大した意味はなくて たぶんおっさんらの話し言葉ですわ~ケラケラケラ(←笑い声)”
だと!
おーやっぱり、私の京都人像
“話し言葉をそのまま文字にするのに抵抗が無い”
は正しかった!
冷たいとコールコーヒじゃなくてなぜにコールコーヒーになるのも、かっこつけ、という説明ならば納得できますね(?)
つまりコーヒは庶民の日常語、コーヒーはかっこつけるときの言葉、なのでしょう。
(しかし冷たいとなぜかっこつけてしまうのかについては不明)
地方で方言を看板に入れたりするのはあるけど このキョートのコーヒをめぐる言葉たちは、方言とまではいえない話し言葉、 というのが絶妙でおもしろいと思います。
しかもおっさんのかっこつけとは!
コーヒーとシフォンケーキセットをたのみました。
んーうまい!
イノダコーヒと同じコーヒがここではずいぶん安く飲めますよ
ケーキもおいしかったです。
途中ケーキ職人らしき人が厨房に入っていきました。
説明してくれたウェイトレスさんによると 今の時期、バザーがたくさんあって、それに リ・ブランとしてお菓子をだすのだそうです。
さっきの方はその指導に来ている人だったのですが その方、なんとあのキルフェボンのケーキ職人さんなんだそうです!
コーヒーはイノダコーヒ。 ケーキはキルフェボン。
おいしいはずだ!
次回は気になるワインケーキをぜひ食してみたいと思いました。
コーヒのカップです。
猪田彰郎さんの顔がいいかんじです。
壁には猪田彰郎さんのおじさんにあたる イノダコーヒの創設者、猪田七郎さんの顔が微笑んでいました。
猪田七郎さんは画家でもあったらしいので もしかすると自画像なのかもしれませんね。
キョートのコーヒ その後 完
次↓
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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> 一瞬クールがなまったのかしらと思いました。
そう、
コールコーヒーの由来はなんだと思うか
きいてみたらクールかな?という人もいたよ。
こんど大阪に行ったときは
レイコーをみつけてみます。あるかな?
コールはコールドからきたのか・・・一瞬クールがなまったのかしらと思いました。コーヒ、コーラー、コール・・・レトロな韻を踏んでいますね!!