芯のおはなし
帽子の学校では、“芯を制するものは帽子を制す”と言われていました。
帽子の芯は大まかに2種類あって、芯で帽子のような形をつくってそれに布をのせるもの、 と布に接着芯をはるもの、とがあります。
続けて2つ同じような帽子を紹介しましたが、この前にも同じ型紙で作ったのがあったので 全部集めてみました。
この2つは前者で、芯が丸いためそれに沿うように伸びる布をあわせています。
ブリムの形も全部一緒です。
芯はハードなものとソフトなものですが、写真じゃわかりませんね。。
この2つは後者です。 2つともクラウン部分上の2つと型紙は一緒なのですが だいぶ印象がちがうでしょ?
左は表地全部に接着芯をはっていますが右は柄のあるところだけにはっています。
右は真ん中がやわらかくてしわになって中折れ帽風なので、 ブリムもそのように傾斜のないものにしました。 (左はブリムの型紙も上の2つと一緒です。)
表地に接着芯をはった、と書きましたが 帽子のデザインによっては裏地だけに貼ったりもします。 (もしくは裏地をしっかりとした張りのある布で作ります。)
表地がふわっとおちてきている、という感じの帽子を作るときは さらに表地と裏地の型紙をかえたりもします。
そういう帽子もまたそのうちご紹介します。
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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