吉本に行ってきました 後編
昔東京で国立劇場演芸場とか新宿末広亭などに行ったことがあります。
そこでは落語のほかに漫才や各種芸能をみたのですが 実は私、なんばグランド花月もそのような感覚でとらえていました。
吉本の劇場だということだったので、芸人の漫才が中心だとは予想しておりましたが。
“笑っていいとも”のときとごっちゃになり、スタジオアルタと寄席を 足して割ったようなものをイメージしていたのです。
「よし、かかってこい、芸人ども。 一番前にすわってニコリともしないぞ!」 相棒にその決意を表明すると鼻で笑われました。
そんな劇場じゃないよ、と。
行ってみたらなるほど、1000人ははいれるかという立派な劇場で もちろん全席指定。
お代も4500円とまあ、安くはない額。 当日券は1階席しか残ってなくて、2階席はなんと修学旅行生の貸切でした。
ところで 今まで書いたことで、私のことを無愛想な毒舌家だと思ってほしくないものです。
たまには面白いと思えるものもあるし、笑えるものには惜しみなく笑いますよ。
漫才のビデオなんかみるのも好きです。
亡くなった坂上二郎のコント55号での体を張った芸は 面白いかっていわれるとよくわからないけどあの迫力がすごいと思うし 横山やすし&西川きよしの笑いはけっこうツボです。
昔の人ばっかりやん!
本日の芸人たちは若い人と年配の人とにきれいに分かれておりました。
私は、あのコメンテーターなどしかやってないと思われる若い芸人に対する偏見があるので 今日もきっと年配の人の芸の方が私好みだろう…そう思っておりました。
しかし・・・あえてだれが出ていたかは書きませんが(笑) この日はなんと若い芸人のほうに軍配があがりました!!
その日は平日で、それでも観客は年配の女性が多いと感じましたが 土日になるとほとんど年配の女性の団体客で埋め尽くされるんだそうです。
その元気な大阪のオバチャンを東京のオバチャンとくらべたネタとか いかにもありがちではあるのに私としたことが大笑いしてしまいました。
きいているオバチャンたちも、自分たちのこといわれているのに 平気で笑っているのがおもしろかった。
それから最後に吉本新喜劇がありました。
テレビでやってても最後までみたことは一回もないのですが、 ライブで見るのは迫力満点! やっぱライブはちがいますね~
というわけで、決して笑わないはずだった私が不覚にも 満足して劇場をでてきてしまったのです。
なかなかがんばってるやん、若ぇ芸人衆も。
しかし今日の芸人たちはテレビのコメンテーターなどでよく見る面々ではなかった。
あの自称(?)芸人たちのライブの芸を是非みてみたいものです。
ところでいまさらだけど芸人ってなんなんでしょう?
芸人って、切り絵や皿回しなどの芸能をする人なのでは?
“お笑いをする芸人”ならば漫才師でいいのでは?
“お笑い芸人”などという浮かれた言葉は使用禁止にしてほしいものです。
今こそ漫才師、喜劇役者、コメディアンなどちょっと古臭いことばを 復活させ、憧れごときでなれるようなものではないことを 広くこの世に知らしめるべきだと思う。
お笑いとは厳しいのだ。 自分がいくら悲しいことがあっても人を笑わせなければいけないなんて 凡人にはできないすごいことである。
司会やコメンテーター、クイズ番組の回答者なんかばっかりやってたら、 お笑い魂を忘れてしまうぞ。
そして見る方もしっかりお笑い界を育てるつもりで見ることだ。
あの、笑う気満々で公開番組を見ている若い女の子たちよ。
ライブが面白いことを差し引いても 笑いすぎなんでねえの?
そこまで笑いたいのならば笑うことを止めるまい。
でも次々と芸人を“笑い捨て”るのではなく、 面白いと思うのであればその芸人と運命を共にし、 いくら落ちぶれても最後まで責任もって“笑い遂げ”てほしいものである。
(壮大なまとめになってしまい、 どこにいれたらいいかわからなくなったのでここにいれときます。 のどがかわいたのでお茶を買ったらこのようなものでした。)
前編もぜひお読みください
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
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