手づくりめっせが終わりました。NO.4
さて、私のところには全然お客さまが来なかったので 1時間ほどはおとなりの喧騒を視界のはしっこに 感じながら、つとめて冷静に、カードをつけたり帽子を並べなおしたり していました。
すると、まず京都に住んでいる私のいとこ(だいぶ年が離れています) が婚約者を連れて来てくれました。初めて会う婚約者におめでとうとかきゃーきゃー言っていたら 緊張もほぐれてきました。
そのうち、滋賀に住んでいたときの友達も来てくれ、 それにつれてだんだんお客様が来てくれる様になりました。
お隣は相変わらずすごい人気ぶりです。
“(値札の)裏に書いてあるのは百貨店の価格です~表に書いてあるのが今日の値段です。 今日はお祭りですからね、おまつり価格での提供でーす” と、セールストークの上手なこと!
“今売れなくても誰かは買いますからね。早い者勝ちですよ~” とも。
このイベントが終わったらまたすぐどこかのイベントに持って行くという話をお隣から きいていましたがすごい強気です!
洋服といってもけっこうゆったり着るものなのでサイズは細かくなさそうです。 だからあんなこと言えるのね。。。うらやましい。。。
わたしにはあのセリフはどっちも言えません。 今ここでがんばって売らねば。
ところで、おとなりの人の言う“お祭り”っての、言えてるんですよね。
手づくりめっせ全体の客層は、圧倒的に年配女性です。多分70代女性が一番多いと思います。 その元気なおば様方のコミュニケーション能力ってすごいんですよ。
一人がこれ似合うかな? と言えば似合うとか似合わないとかこっちの方がいいとか 周りの人ととても盛り上がっているのでてっきりお仲間かと思っていたら 買い物が済んだらみんな別々の方向に去っていく、てこと、よくあります。
お隣の人によると、ついでにそのあとお茶飲んで 次はこのイベント会場で、と、約束までする人たちもいるらしいです。
このように、全然知らない人が似合うと言ってくれるのって、 すごく買う気になるんですよねー。
私もお祭りならばお祭りらしく楽しくいきたい、と、 お隣の店の洋服を自分にあてがっている人に “すごく似合ってますよ~”と言いました。
ほんとに、すごくお似合いだったんですよ!
話はとびますが、 今どきのファッションビルってこれの正反対ですよね。
一度、ベビー服かなにかをさがしてさまよっていたことがありますが ひとつのお店にきいても“うちにはない”というばかり。
どこそこのお店だったらあるかも、とかそういう情報はなし。
それぞれのお店がそれぞれの音楽を鳴らしたりなんかして、 自分のお店の売り上げしか興味ないかんじです。 すこしは共存共栄という発想もしてほしいとおもうのですがね。
ファッションビルよりは商店街みたいなところの方が 性にあっている私はカンペキ昭和人間です。
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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