ニードルパンチミシンを使ってみる ~後編:シナマイと糸で土台を作る~
もうちょっと、おもしろい造形を足したいときは私はシナマイを使います。
このニードルパンチミシンですが
どんなものもからめたりひきつれさせたりできるのではなく、
中にはただ穴が空くだけのものもあります。
なにかをなにかに絡ませたりするのが一般的な使い方だと思うのですがオーガンジーの場合、その透け感を損ねないものということでちょっと縛りがあります。いろいろ実験してみましたがその中でシナマイはヒットでした。
(ただシナマイは硬いのでもしかしたら針を痛めているかもしれないという懸念はありますが・・)
シナマイとは麻のシートのようなもので、それにお気に入りの糸や毛糸をランダムに置きます。
そしてパンチ!
これにさきほどの花を乗せて
とめます。
そしてビーズをつけたりします。
前編でご紹介した自作のオーガンジーのリボンを使っても、
張りがあるのでおもしろい造形ができます。
この場合のピンは
まずフェルトを丸く切り、2か所に切り込みを入れ造花ピンをセットして
得意のラ・ドログリーのボンドでとめるだけ!
シナマイやその他をきれいに整えて出来上がりです。
京都にはおしゃれな糸屋さんもあるので、糸と花の組み合わせを考えるのも楽しいです。
また、私はペコペコと動いてしまうコサージュが苦手なのですが
この作り方で作るコサージュは、
花びらがとても立体的になってくれるのと軽さのおかげで
つけたときペコペコしにくいので気に入っています。
この、ニードルパンチミシンを初めて私に教えてくれたのはU女史という私の洋裁の師匠です。
この手作りメッセの時にたくさんのお友達(と思っていた)と私のブースに来てくださり、何人かは帽子をお買い上げくださり、みなさんにぎやかでなんだかんだとたくさんしゃべって帰って行かれました。
その後知らない人から作品展の招待状らしき謎のハガキが来たので行ってみるとそのU女史のバッグ教室の作品展でした。あのときお友達と思っていたのは生徒さんだったことがわかりました。
その後U女史と家が近いことがわかり、以来時々お宅にお邪魔していろんな材料やミシンを触らせていただき、楽しい時間を過ごしていました。
手作りメッセで先生と生徒だとは全く思っていなかったように、 先生然としておらず よくしゃべる楽しい方でした。
洋裁に関してはプロフェッショナルでありながら、一度見せていただいた帽子の型紙がすごく変で二人で笑ったことを覚えています。私には帽子は無理、ということで、そんなこともあるんだ~と、そんなことでも親近感を持っていました。
お母さまの介護が大変になったということで最近はご無沙汰だったのですが先日突然U女史が亡くなったと聞き、かなりショックでした。
いろんな材料や道具に囲まれて楽しそうだったU女史のことを思い出し、私も手仕事の面白さをいろんな人に伝えていきたいなあと思っています。
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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ニードルパンチミシンをこの騒ぎのなか、一人でも、家庭のなかで、ひとつでも自分を表現出来るものを提案したいと思い、給付金で、購入したいと、思い検索して、お帽子のブログを発見させてもらいました。手芸研究同好会のスペースも、運営が難しく、撤退して賃貸違約金を払っている今、出張して、キットを配達しています。こちらのお帽子の内容を拝見しながら、取り入れて行きたいと思います。出会いに感謝です。
こんにちは
コメントありがとうございます。
この記事がお役に立てて本当によかったです。
このミシンはあんまり布を厚くすると針が折れてしまうので
それだけ注意ですね。
ある程度はバラバラに作っておいて手で縫い合わせるのがコツです。
創造力を掻き立てられますよ~♪
また何なりとお尋ねくださいね。