ヘレンカミンスキーの帽子の修理に挑戦してみた ~クロッシェとサンバイザー~
ヘレンカミンスキーの帽子の修理を続けて2つ頼まれました。
記録用としてまとめておきたいと思います。
ラフィアのクロッシェ
頼まれたのはこんな、色がつけてあるラフィアのクロッシェでした。
しかしだいぶ色が褪せています。
形もよれよれなのでどうにかしてほしいという、ざっくりしたご依頼でした。笑
裏返してみると裏の方が鮮やかな色が残っていました。
裏返して仕上げるというのはどうかな。。。
迷いましたがそのシミ、ドイツ製の石鹸で
こすると少し薄くなったので裏返して仕上げることに!
上のシミはこのくらい薄くなりました。
が、ちょっと広がってしまいました。
なのでその広がりをごまかすために作戦開始。
ダイロンを使って、なじませました。
どうでしょう?
汚れなのか模様なのかちょっとわからない感じになりました。笑
ヘレンカミンスキーの黒いサイズテープのようなものは
ボンドでついていましたがまあまあきれいに取れたのでラッキーでした。
ループを通すためのベルト通し(?)は同じラフィアで作られていましたが
ボロボロだったので麻ひもで代用。
サンバイザー
こちらは黒いサンバイザーです。
洗濯機で洗ってしまったのだそうです。わー
何度か道具を変えて時間をかけてアイロンをかけながらまっすぐにしていきました。
修理あれこれ
このように時々修理を頼まれるのですが
中にはメーカーに修理を頼んだけどだめだった、という方も。
なぜそのメーカーが修理をしてくれないか??
修理より新しいものを作る方が手間もお金もかからないからです。
修理となると元のようにはいきませんもんね。。
私の場合は普通の人よりは道具があるので
それでなんとか工作をしているという感じです。
簡単な修理しかできないので
お断りすることもありますし、もっと本格的なところをご紹介することもあります。
修理に限らずですが
お断りしたり他をご紹介したりすると、突然ぷっつりと何も言ってこなくなる残念な人が時々います。
こちらは言葉を選び、適当なお店を探し、リンクを貼ったりして時間をかけて
返事をしているのだから
ありがとうの一言くらいほしいですね。
(まあそういう結末になる人は最初で大体わかりますけどね。)
けど修理をするとお客様がどのようなものに愛着を持っているのか、
修理してでも使い続けたい帽子ってどんなものなのかわかるので
興味深いです。
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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