帽子にお花を手軽につける　～オヤラリエットのススメ～

オンラインショップにひそかにある
オヤラリエット、という項目。
今日はこれについて書きます。

花が好きだった

私は昔から洋服やブローチなどの小物に
リボンが付いているのはちょっと気恥ずかしいんですが
花のモチーフは好きでした。

というわけで、帽子にもよく花をつけたがるわけです。

こういう控えめなものから

大胆なものまで。

しかし一番好きなのは
毛糸で編むお花のモチーフです。

この帽子はつばの端っこを地面に見立てて
そこから花が生えている様子を表現。
フェルトの帽子そのものに茎の部分を毛糸で刺繍していくのは結構大変でした。

お花モチーフも、
たくさんのものを作ってそこから選んでいくので
手間がかかります。
（それが楽しいと言えば楽しいのですが）

せめて緑色の毛糸で茎に見立てたリボンを作って
それにお花が付いているという
ものなら少しは楽だろうと思ったのですが
それも案外手間がかかるのでどうしたものかと思っていました。

そういうのを作っている人がいないかと
手作り市をめぐってみたこともありましたが
なかなかこれというものに出会えませんでした。

イーネオヤとの出会い

その時出会ったのがこれ。

上賀茂手作り市でトルコ人の母と娘が売っていました。

なんか、編んだのとは違うこの感じ。
調べてみるとこれはイーネオヤといって
編み針ではなく普通の針を使って作る
トルコの伝統手芸だとわかりました。

帽子に巻いてみるとかわいくて私好み。

その後イーネオヤをいくつか調べてみましたが
固すぎたり立体的過ぎたり
なんかあれとは違うのです。

あの
イーネオヤを求めて
八方手を尽くしてその親子を探したのですが
未だに見つかっていません。

トゥーオヤラリエット

そしてその後オヤには種類があることがわかりました。

オヤとは縁飾の総称で
そのなかのトゥーオヤというのが
かぎ針編みで編むものなので
毛糸モチーフと近いことがわかったのです。
そしていろんなサイトを調べて
このオヤラリエットが帽子に巻くのに最適であるとわかりました。

ラリエットというのは
輪になっていないネックレスのことなので要するに
リボンのようなものなのです。
長さも150cmくらいのを見つけたので
2周するのにちょうどいいかんじです。

去年の作品展の時に
はじめて
お目見えしましたが
注目度は高かったように思います。

何人かのお客様が
このラリエットを帽子に巻く用に
ご購入されて、よかったです。

こちらは小花のラリエット

そして今回お店の方に
その時のお客さまの一人が
帽子にラリエットを巻いて来てくださいました。

黄緑色のマカロンクロシェのサイドに、
紫と黄色のオヤラリエットを縫い付けている！！
まさに私がしてほしかったことでした。

かわいい～

このように便利に使えるオヤラリエット、
どうぞご活用くださいね。

＊5/22（金）、5/23（土）12:00～18:00
にさぶるーさんと共同出店してそれでいったんお店はお休みです。
どうぞおいでください。

帽子プロデューサー みすみ

★京都の帽子屋さん＊帽子屋ポピンズ　帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
ニュースレターはこちらへ。