ベーシストの帽子 ~大きな羽根かざりとバックルのある帽子
ステージ用の帽子をご注文いただきました。
お題は“普段絶対にかぶれない帽子(笑)”。
ライブでベース担当だそうですが、どういうバンドなのか、というのと、 どんな歌をやっているのか、というのを少し聞いた以外は特に情報はなく どういう衣装でやっているのか、というのも聞けませんでした。
いいんですね?私の好みでいいんですね?と何度も念押しして
おっしゃーー と、はりきって作り始めました。
普段ではかぶれない帽子か・・・ あまり帽子はかぶらない、という方だったので むしろこだわりはなさそう。
黒かな・・・?でも、ステージで黒の帽子ってありがちかも。
そう考えるうち、“シロ”を思いつきました。
うん、いけるいける。
シロと決めたらイメージがどんどんふくらみ、 私がやりたかったことテンコ盛りの帽子となりました。
1、クラウンをゆがませる
2、大きく反り返ったブリム
3、皮の豪華なリボン
4、大きくて派手なバックル
5、羽根かざり
実はホームページの“映画の中の帽子”のこの帽子にかなりインスパイアされてます
リボンとバックル選びにはかなり時間がかかりました。
ああでもないこうでもないといろんなものを とっかえひっかえ付け替えましたが 最終、満足いくチョイスができました。
皮は、この、ヤギ皮に出合えて本当によかったです。
光沢があり薄手なのでドレープにしてもきれいです。
バックルは、はじめ長細い四角いものでしたが 丸のほうが断然よかったです!
というのも、サイズ元線(ホームページの“よく出てくることばたち”を見てください) より下にして、リボンに続く動きを出したかったからです。
あまり写真ではわかりませんがクラウンは右に大きくゆがんでいます。
帽子を送ってからわかったのですが この方のベースは茶色の木目、オイルフィニッシュで、ピックガードが ホワイトパールだったのです!
ベースにかぶらせたいくらいだ、と喜んでもらえました。
この方男性ですが、思いがけずユニセックスな帽子が送られてきてびっくりしていました。
今から衣装を考えるそうで楽しみですねー。
帽子にあわせて衣装を考えるというのもいいものだなと思います。
ではではライブのお知らせです。
東京にお住まいの方、ぜひ行ってみてください!
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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