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帽子のご注文のおはなし

ボーラーハット ~フェルト帽子の秘密

 

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ーラーハットのご注文がありました。

ボーラーハットとは山高帽といってチャップリンがかぶっているような帽子です__

と、通常そういわれています。。。

3,4年前に流行って、雑誌でたくさんとりあげられました。

それらはチャップリンのとはだいぶちがうんですよねーー

チャップリンがかぶっているのはクラウンが高くてすこし角ばっていてブリムは短くてサイドが反り返っています。

でも雑誌でとりあげられたのはクラウンは高くなくて角ばりがゆるやか、ブリムは全体にすこしだけ反り返っています。

共通点はブリムが短い、ってことくらいじゃん!!

そのお客さまはどんなのをイメージしているのだろう。。。

たぶんチャップリンのような男っぽいのではなさそう。

 

一度途中経過をお見せすることになっていたので

クラウンは丸い木型に型入れし、ブリムは特急下がりといういちばん傾斜のきついものに

型入れして反り返らせました。

それを待ち針でドッキングさせたらまるで幼稚園児の制帽のセーラーハット!

うわ、と思いましたがそのまま持って行きました。

 

そしたらお客さま、”うーーん、”と考えたあと、もっとサイズは大きいほうがいいかも。

それからブリムはもっと反り返らせて、長さはもっと短い方がいいかも、とのことでした。

 

サイズ的にはそのお客さまぴったりの木型にいれていたはずなのですが

小さいと感じるということは、たぶん木型の形のせいだろうと思い、

少し角ばったものに型入れし直し、高さも高くしました。

ブリムはもっともっと反り返らせました。

さてそれをどのくらい短くするか。

 

ネットで、ボーラーハットと呼ばれているもののブリムの長さ情報を集めたり

帽子の学校の友達にい聞いたりしましたがこれといった黄金比のようなものはないみたいです。

結局、ブリムの前部分だけ5ミリほどけずって、全体を同じ位の長さにしました。

 

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そのあとこげ茶のグログランリボンでエッジをくるんだら、うんうん、ボーラーハットらしくなりましたよ!

サイズ元には2.5センチはばのグログランリボンを巻いてリボンむすび、

そしてホロホロ鳥の羽根をかざりました。

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お届けにあがったのは1月15日@百万遍手づくり市。

その日は朝から雨で、こんなときの手づくり市を見てみたいという好奇心もありました。

うわっ

さすがにお店は少なくていつもの2~3割くらいだったんじゃないかな。

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ドキドキしながらの納品でしたが喜んでもらえてよかったーー

お気に入りで今では家の中でもかぶっていると聞いてうれしくなりました。

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この帽子にはちょっとした秘密が。
こちらをどうぞ!

ドラマーの帽子

 


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帽子プロデューサー みすみ

★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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