ベレーのお話~つぶれないタイプのベレーは形が特に重要です。
お茶会で、ご自分のベレーをお持ちになり、
このベレーがどうも好きになれないのよ、というお話が出ました。
それがこのベレーです。
素材は布ではなく、プラスチックと繊維を圧着させたようなものでした。
よく婦人用の夏の帽子にあるような気がします。
型崩れしないのはいいですが、逆に言うとつぶれてくれないんですよね。
こういうのをブローチなどでつぶそうとすると変な形になりました。
結局これは素直にかぶることに。
すこし後ろに引き気味にして、ブローチを普通につけました。
こんな小さなブローチでもちゃんと目に入るのは
この素材が硬めで、色が無地だからなのです。
少し上の方につけて、ヤモリが帽子を登っていっているみたい。
色がきれいなので顔が明るく見える帽子です。
つぶさないベレーは、このように形が特に重要なのです。
つぶれないorつぶさないベレーの例です。(映画「やかまし村の春夏秋冬」より)
縦に長いベレーは、てっぺんに何かつけるとおちゃめになります。
ポッチとか、小さめポンポンがある方がいいと思います。
これは子どもの例ですが、大人でも同じ。
どんぐりみたいなベレーは意外に似合う人が多いです。
かわいくかぶってくださいね。
これはたぶんつぶれる素材ですが、つぶさずにわざとスッポリ深くかぶっています。
つぶさないベレーは上級者向きだと思いますので、ベレーに慣れたら挑戦してみましょう。
触れば硬さはわかりますが、目で見て縫い目が多いベレーはつぶれにくいです。
ベレーはかぶったことがない、どうやってかぶればいいかわからない、という方が多いです。
つばがない分、形に制限がなくておもしろいのがベレーの醍醐味ですが
その反面「むずかしい」という印象もあるのでしょう。
冬の間にいろいろかぶってみるといいと思います。
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
★帽子の形・色・素材・それにかざりの効用で似合う帽子を選ぶやり方をレクチャー。帽子の楽しさをお伝えしています。
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